2005年年間ランキング

基本的には去年から準拠。

ゲーム系ランキングでは、タイトルやキャラ名が青色がコンシューマ、赤色がPC。
マンガ系ランキングでは、タイトルやキャラ・作家名が青色がストーリーもの、赤色が4コマになります。
受賞基準はだいたい今までと同じですが、詳しくはトップページに書いてあります。


<今季ノミネート作品/ゲーム部門>

テイルズオブ・ジ・アビス(ナムコ)
テイルズオブレジェンディア(ナムコ)
テイルズオブ・ザ・ワールド なりきりダンジョン3(ナムコ)
ワイルドアームズ ザ・フォースデトネイター(SCE)
やるドラポータブル ダブルキャスト(SCE)
みんなのゴルフポータブル(SCE)
イリスのアトリエ エターナルマナ2(ガスト)
サモンナイトエクステーゼ〜夜明けの翼〜(バンプレスト)
サモンナイト クラフトソード物語〜はじまりの石〜(バンプレスト)
ファイナルファンタジー4アドバンス(スクエニ)
実況パワフルプロ野球開幕版・決定版(コナミ)
トゥエルブ〜戦国封神伝〜(コナミ)
天外魔境3 NAMIDA(ハドソン)
少女義経伝2〜刻を超える契り〜(ウェルメイド)
智代アフター(Key)
鬼神楽(スタジオエゴ)

これに前年度引継ぎ枠のトゥハート2を加えた全17作品が選考対象になってます。一部前年度引継ぎ枠でありながら削除されたアレとかあるのは秘密です(笑)


ゲーム系・作品タイトル

<最優秀作品賞>

テイルズオブ・ジ・アビス(PS2/ナムコ/RPG)

昨年から一転、今年はハイレベルな争いでした。というのも、今年は俺がシリーズとして推奨しているテイルズ・WA・サモンナイト、そしてそれに追従するアトリエシリーズと全てがリリースされたので。その中でもテイルズはレジェンディアとアビス、サモンナイトはエクステーゼとはじまりの石(GBA)と2作品ずつ。WAもフォースデトネイター、アトリエもエターナルマナ2(マナカナみたいなマリエリは未購入)、。それに鍵から智代アフター、前年から権利持ち越しのトゥハート2(Xは未購入)とラインナップ的にはぬかりのない布陣。

で、その中で最終候補に残ったのはテイルズオブ・ジ・アビス、ワイルドアームズ・ザ・フォースデトネイター、イリスのアトリエエターナルマナ2の3作品。これらを総合的に判断した結果、最優秀作品賞はテイルズオブ・ジ・アビスに決定。これがなかったらWA4だったでしょう。WA4の敗因はやはり全体のあっさりさ加減か。せっかくの戦闘システムもボスが弱いなどの理由で生かしきれなかったんで。エタマナ2については、今回は本当にWA4より評価はしてるんです。ただ、どうしても今までのバランスの悪さが払拭できなくて…。そうなると消去法…というワケではないんだけど、やっぱりアビスかなと。リバース・レジェンディアで下げた評価を充分に取り戻させてもらいました。フリーランを取り入れた完全な戦闘システムは楽しくて仕方ない。ちなみに、レジェンディアはシナリオだけは良かったんだけど1ラインの戦闘がどうしても窮屈で…。ともあれ、今年は最後の最後で滑り込んだアビスが最優秀作品でございます。文句なし。

<優秀作品賞>

ワイルドアームズ ザ・フォースデトネイター(PS2/SCE/RPG)

そして今季2位作品は最後の最後で逆転を許したWA4で。その敗因はさっき語った通りなんだけどね。付け加えると、なるけさんの故障もあって音楽が全体的になるけ節から離れてしまった事も挙げられる。それはサントラ買って知ったんだけど、今思えば当初から違和感はあったんだよね。いつもと違うなっていうのは感じた。ただセンスがないので何が違うのかは分からなかったんだけど。ちなみにレビューを。

イリスのアトリエ エターナルマナ2(PS2/ガスト/RPG)

さらに同着でエタマナ2を。さっき書いた通り、WA4とエタマナ2だけを純粋に比べた場合、今回だけはエタマナ2のほうが勝ったと思います。ただ、アトリエシリーズはこれまで毎回のように戦闘を始めとしたゲームバランスが悪すぎたんで、今回甘やかすと付け上がるといけないんで(笑)。もう一回、次もバランスが良ければ文句ナシだ。シナリオ・音楽は秀逸。霜月はるかは麻生かほ里に次ぐナンバー2です。エタマナ2を選びきれなかったがために同着という結果に。ついでに参考資料

<審査員特別賞>

少女義経伝2〜刻を超える契り〜(PS2/ウェルメイド/ADV+S・RPG)

これについては俺の歴史趣味だけで選んでます。ゲームとしてはちょっと色々問題ある(レビュー参照)し。それでもタクティカル形式で前作より手軽になった点とかは評価できるかなと。MOO原画というのも(笑)。その気になればもう一歩上に行けると思います。歴史講座の脱力加減はかなり好き。次は本格的S・RPGを!(デバイスレインはまだ諦めてない)

サモンナイト クラフトソード物語〜はじまりの石〜(GBA/バンプレスト/RPG)

サモンナイト亜流のクラフトソード。数字は付いてないけどこれで3作目。システムとしては2と同じなんだが、それ故のこの安定性。今回は護衛獣が今までの魔法だけでなく交代で戦闘に参戦できるのが良い。さらにシナリオが進むと覚醒もするし。本流の2から始まったパートナー護衛獣システムだけど、今回は亜流のクラフトでもその設定に近づけて良かったと思います。

ついでに触れておくと、本流と同じPS2で出したA・RPGのエクステーゼ。こっちはもう全てが不思議な出来。これPS2の意味あるのかってな。せっかくなんだからPSPにしておけば亜流でありながらGBAのクラフトソードとの色合いの違いも出せて良かったのに。つまらないとは言わないけど、面白くもなかったね。クリアしてないし。

智代アフター(PC/Key/AVG)

そしてもう一本、クラナドとは独立した格好での智代アフター。日記のほうに書いたんだけど、シナリオの決着方法は個人的に好きじゃないです。とはいえ全体の流れや麻枝ギャグ、オマケ要素のRPG部分とか、そういうのは楽しめたんで。杏仁豆腐とか普通は発想しません(笑)

<最優秀新作品賞>

トゥエルブ〜戦国封神伝〜(PSP/コナミ/S・RPG)

コナミといったらパワプロなので、「俺が初めて買った」という新作品賞の規定から外れてるんだけど…実はパワプロ以外で買うコナミのゲームはこれが初めて。コナミがパワプロオンリーから脱却したという点では十分規定範囲内。

で、そのトゥエルブなんだけど、現段階で未クリアなんです。だけど俺が買ったPSPソフトとしては初のRPGでもあり、内容的にも歴史の各時代をミックスした世界観が歴史好きの俺にマッチ。成瀬ちさと絵は初めてなんだけど、今まで何とも思わなかったが結構良いな(笑)。読み込みの長さなど細かい欠点が目立つが、及第点。後は俺がこのゲームの早期決着で…。

<最優秀クリエイター賞>

麻生かほ里(WA4/主題歌歌手)

これはかなり悩みました。今年2作品を送り出したテイルズから吉積氏とかも考えたけど、やっぱプレイヤー視点で分かりやすく絡んだ人のほうがしっくり来るんで。そうなるとWAが出てる以上はなるけさん…と言いたいところだけど今回は不完全状態だったし。最終的に残ったのはあとトゥエルブキャラデザインの成瀬ちさと。…ま、どう考えても今年は麻生かほ里で。ナンバー2の霜月はるかはWAさえ出てなければ来てました。

<レコード大賞>

空を見上げるキミがいるから(WA4オープニングテーマ)

他の対抗馬が結構揃ってたんでかなり迷った。列挙するとas time goes by〜僕らは忘れない〜(WA4ED)、蛍火(TOL挿入歌)、Eternal Story(エタマナ2OP)、Light colors(智代アフター主題歌)、君のカケラ(トゥエルブOP)。

しかし今年は上半期で一番盛り上げたのはWA4だったし、WA4公式サイトでも早くから流れていたこともあったからこれで決まりかなと。エンディングも捨てがたいんだけどね。ちなみにレジェンディアの蛍火はエンディングで英語版でした。うろ覚えなんだけど日本語版はステラの死ぬシーンで流れたと思う。俺が好きなのは日本語版なんで外れましたね。エンディングに日本語版が使われていればあるいは変わっていたかも。エタマナ2は歌い手の実力でノミネートされたのであって、曲はあまり好きじゃなく、トゥエルブのOPは歌は好きなんだけど、選考対象が「フルコーラス版を聞いた事がある」なのであえなく除外。智代アフターは…まぁ歌としては大賞なんだけどゲームの内容を考えるとちょっと選び難かった。

<ベストBGM賞>

鳥は泣き、僕は歌う(テイルズオブレジェンディア/ダンジョンBGMなど)

レジェンディア開始最初のフィールド(階段滝)で流れた曲。コーラス付きのオーケストラ調でかなりインパクトがあったのを覚えている。全体的にレジェンディアは音楽が良かったと思います。他にも「勝利を求めて」とか。レジェンディアは歌も良かったので全体的にバランスは良かったね。ただシナリオ進行による曲変更がなかったんで物足りなかったけど。

他のゲームではパワプロサクセスの社会人編の助っ人試合BGMプロテスト編試合BGMエタマナ2の戦闘BGMは全部良かったかな。

<最優秀ムービー賞>

WA4後半OPムービー

今年はこれで文句ナシです。唯一の問題は変わった瞬間が分かり難いコトか。クルースニクが初めてスポット参戦した時に変わります。WAのムービーは変わっても後半部において最初のと同じ部分があるのはマイナスポイントではあるんだけど。つーか、例えばレジェンディア。あれは最初から本編とキャラクタークエストと謳ってた(つまり2部構成)にも関わらず、OPムービーは変わらなかった。あれは本当に興ざめだったもんな。いつまでヴァーツラフ出てくるのって。そう考えれば流用部分があるとはいえ変化するWAの丁寧は作りは評価したいと。まぁ半分はなるけ+麻生評価でできてるんだけど(笑)

<最優秀イベント賞>

キャラクタークエスト・ノーマ編(テイルズオブレジェンディア)

ゲームとしてはともかく、レジェンディアはテイルズ史上ファンタジアに次いでシナリオの良いゲームだったと思う。メインのシナリオは種族間対立という毎度のテーマで飽き飽きしてたんだが、後半のキャラクエに入って一変。モーゼス編やジェイ編も良かったけど、やっぱりノーマ編は特に良かったかなと。まぁノーマってキャラがムードメーカーとしてゲーム全体を盛り上げてたっていうのも選考理由のひとつだけども。シナリオ最後のピースシーンは良かったね。そこに全てが集約されてて。

他にもヴィーゼがフェルトを追いかけて単身ベルクハイデに渡った「貴方の足跡を追って」(エタマナ2第20話)も候補でした。

ゲーム系・個人タイトル

<MVP>

柚原このみ(トゥハート2)

…妥当な気もするし、そうじゃない気もする。つーか、MVPといえるほどのキャラがいないんですよ。このみだってトゥハート2キャラの中でランキング作れば1位は愛佳になるんだし。だけど、今年一番ネタとして俺が使ったのがこのみなんだよねぇ(笑)。キャラとして見ても上位に持ってこれるキャラだったし、ネタとして使った回数と合わせれば突出はしていた。従って今年のMVPはこのみでありますよ、隊長!

<最優秀新人賞>

アニス・タトリン(テイルズオブ・ジ・アビス)

俺がテイルズをやる中で最も重視してるのが「特技と魔法の融合」。両方が使えるキャラは戦闘での幅が広がるから。そういう意味でどうしても魔法を絡めないといけないデスティニー2のSPを評価してるんだけど、まぁそれは余談。なので、アビスもアニス操作メインで進めてます。動きがズブいんだけど、近接戦闘だけでなく、たまに魔法使って戦うのが楽しいんで。面白戦闘要員という説もあるというか、ネガティブゲイトがジューダスを思い出させるというか(笑)

<沢群賞>

ヴィーゼ・ブランシモン(イリスのアトリエ エターナルマナ2)

本当はここだけは男キャラでいきたいんだけど。イベント賞でも出たけど、フェルト石化後にヴィーゼが一人で危険を顧みずに異世界へ飛び込んだのは主人公ヒロインの面目躍如。フェルトとダブル主人公というシステムだったとはいえ、主人公が対象という規定も満たしているので決定。戦闘時のセリフも可愛くてなかなか良い。

<カムバック賞>

岡崎朋也(智代アフター)

智代アフターで智代を選ばない俺(笑)。…正直なトコロ、智代アフターで一番弱かったのは智代だと思うんです。他のキャラは見せ場があったが、智代だけはあまり印象が…。当然、俺があのラストを良しとしていないのが原因なんだけど。逆に朋也の頑張り具合は智代以上だったしねぇ。朋也と智代のどちらを選ぶか、って考えたら朋也を選びました。

<最優秀サブキャラクター賞>

リグレット(テイルズオブ・ジ・アビス)

金髪+クール+拳銃使い。俺に必要な要素満たしすぎ(笑)。マジでカッコええですからね。河南子との競り勝ちで。つーか、河南子はメインキャラとして扱うことにしたというのもある。

<最優秀バッテリー賞>

アルノー+ラクウェル(WA4)

今シーズンのベストカップル。実際は最後の最後まで鷹文+河南子と競合したんだけどね。ラクウェルはエンディングでの展開が…。

<失策王>

河南子(智代アフター)

どうでもいいいが、河南子の名字が分かりません。情報求む。個人的には麻枝で(笑)。まぁ今年はコイツがダントツでしょう。杏仁豆腐とか普通出てこない。

<ベストナイン>

ラクウェル・アップルゲイト(WA4)

本当に今季もっともカッコ良かったキャラだと思います。やっぱヒューゴとのチャンバラが…。今までのWAからすればバスタードソードは異例だが、その異例をものともせずの存在感。ヘタな男よりカッコ良い。

ヴィーゼ・ブランシモン(イリスのアトリエ エターナルマナ2)

正統派ヒロイン。終盤までのサポート役から一転、ベルクハイデに単身渡った時点で決まったね。それまではフィーがヒロインだったのに。その必死さが良かったです。

早川あおい(パワプロサクセス)

俺のアンダースロー好きはどうにかならないものか。あおいがいるというだけでアカデミーA組でプレイし続けました。例えマリンボール習得イベントがなくてもね。スタンプ15個貯まらなかったのが心残り。

佐藤楓(少女義経伝2)

ゲームやる前はそんな上じゃなかったんだけど、あの毒舌っぷりは素晴らしい。個別エンドの「うりうり〜」とかは反則。

平観月(少女義経伝2)

結局、2になっても前作での不満要素は解消し切れず。廉也の使い方が悪かったんだけど。ただ、悲劇のヒロイン的立場は良かった。

柚原このみ(トゥハート2)

今季MVP。さっき書いた通り、ゲームのキャラとしても、日記等でのネタ使用率としてもトップクラス。もう少しいけそうですね(笑)

小牧愛佳(トゥハート2)

…でも、俺は愛佳のほうがキャラとしては好きです。えろいし(笑)。数年ぶりに同人誌買ってるし。

河南子(智代アフター)

ゲーム内での存在感が全キャラクター中ダントツ。ギャグやらせたら春原より上かも。メインの智代の展開があれだったんで、ああいうポジションにいた河南子が強くなるのは当然といえば当然か。名字は佐倉という説もありだろう(笑)

天神うづき(鬼神楽)

巫女さんでありながら拳銃ユニットというのは少なくとも俺にとっては最強じゃん?なおかつ二挺拳銃だし。

<ゴールデングラブ賞>

柚原このみ(トゥハート2)

ベストナインに引き続き。メインヒロインの面目躍如。最初っから最後まで可愛かったと思いますよ。つーか、ジンギスカンの歌が頭から離れない(笑)。ちょうどアニメも終わり、評価が再上昇してきました。

ラクウェル・アップルゲイト(WA4)

同じくベストナインに引き続き。反応速度の鈍さを補って余りあるパワー。レッドゾーンによる瀕死割り込み、イントルードによる複数回行動など、パーティーの危機を何度も救ってもらいました。強。

フィー(イリスのアトリエ エターナルマナ2)

ポジション的にはヒロインのヴィーゼよりも断然上。王家の生き残り、レジスタンス指揮という黄金ルートを持って来られればそうなるのも当然か。アインツェルカンプ(とその上位技)がカッコ良いのです。

アニス・タトリン(テイルズオブ・ジ・アビス)

さっきも書いたけど、魔法と技が共用できるキャラは戦闘での幅が広がるんで。今回はショートカットが右スティックで4つ付けられるので、これに魔法を振り分ければ完璧。これでSPがあって魔法を使わざるを得ない状況が頻繁に発生していれば…。いや、SP採用してればルークやガイも魔法持ってたか。

ガイ・セシル(テイルズオブ・ジ・アビス)

直接攻撃オンリーのルークとガイだけど、純粋な操作性なら主人公のルークよりも上。動きが素早い上に技の出も早い。なおかつ集気法で回復もできるというのが。その分打たれ弱さがあるけど、ヒットアンドアウェイや他キャラとの連携を楽しむには持って来い。

矢部明雄(パワプロサクセス)

今回のサクセスは「エースで4番」を謳ってますからね。俺のサクセスも後半はほとんどエースで4番プロジェクトだった。サクセスはいつもならあおいか阿畑なのだが、今回ばかりはコンバートイベントを持ってくる矢部に一喜一憂でやんす。

猪狩守(パワプロサクセス)

今回も一発ゲームオーバーの大ギャンブル・ソニックライジング習得イベントを引っさげます。ただ、ジャイロとライジングシリーズ3種の違いが分からないのはどうしたものか…。サクセス究極目標はソニックライジングを持つ兼用選手か?骨折明け数ヶ月(4月1週骨折、7月4週ドリームマッチ)で投げるのは良いのだろうか?

ノーマ・ビアッティ(テイルズオブレジェンディア)

面白戦闘要員。リザレクションがあるのも重要だが戦闘中に多くセリフがあるのはテイルズ戦闘において重要な要素の一つ。キャラクタークエストが良かったっていうのもあるが。

平観月(少女義経伝2)

ユニット性能差の激しいゲームではあったのだが、観月は合体技がなくとも強いキャラだったんですよ。さすが清盛の血を引いてるだけはあるってカンジですね。なんだかんだでちゃっかり清盛の能力を使いこなしてるあたり、侮れない。

〜ゲーム部門総評〜

今年は完全な当たり年。WA・テイルズ・サモンナイト・アトリエシリーズと俺が推奨するシリーズが目白押しだった。まぁその中でも当たり外れの大きい年でもあったんだけど。テイルズなんかアビスがなかったら凋落の一途でしたよ。サモンナイトは本流がなかったんだけど、エクステーゼは評価不能です。その分、クラフトソードは良かったんですが。次はサモンナイト4をお願いします。エタマナ2は文句なしの良作でした。今年の順位を付けると…。

1位…テイルズオブ・ジ・アビス
2位…イリスのアトリエ エターナルマナ2
3位…ワイルドアームズ ザ・フォースデトネイター
4位…トゥエルブ〜戦国封神伝〜/サモンナイトクラフトソード物語〜はじまりの石〜(同着)

…といった感じか。レジェンディアはシナリオこそ良かったけどゲームとして見たらやれることが少なすぎ。エクステーゼはシリーズを推奨する俺から見ても駄作。フォローしようがありませんでした。ま、この2シリーズは年末のアビスとクラフトソードで盛り返すことに成功しているところがニクイ(笑)。ワイルドアームズはあっさり感が強いのが残念だったなぁ。そしてPSPを初めて生かしてくれたトゥエルブは評価したいです。クラフトソードとなりきりダンジョンはこれからDSに移行されていくだろうからこの先は微妙。

とにかく、今年は最後の最後で出し抜いてくれたアビスに尽きます。10周年を銘打っただけあって、期待通り…それ以上の完成度でした。そしてワイルドアームズやサモンナイトという3強の牙城を崩したエタマナ2も忘れてはいけない存在。ただ、やっぱり当たり外れは大きかったんだよね。買ってみるまで分からないという。安定か、攻めか。難しい問題だ。

…えっと、エロゲのほうはほとんどありません。智代アフターだって独立した作品でないという意味で普通のゲームじゃないからね。情報もほとんど仕入れてません。わたし、コンシューマで戦うよ(笑)。買ってもちょっとやって終わりだから。困ったもんだ。

〜個人的な来季展望〜

まずコンシューマ部門。現段階の情報では2月のディスガイア2ですか。日本一のやり込みRPGはファントムキングダムで撤退の方向だったんだけどね。やり込みメインのゲームができるのは大学生までだから。だけど初の正統派続編(マール除く)なんだから、買うべきかなと。いや、そう言いながらちゃっかり限定版で予約したんだけど。同日発売予定のクラナドに付いては未定。買ってもやりそうにないしねぇ(笑)。春原の声(阪口大助)が微妙に…。WA5は…いつになるんだろ?今は手元にゲーム雑誌の類がなく、情報が不足してたりするんでとりたてて注目というソフトはないのかな。DSのテイルズオブテンペストも現時点では未定。アビスに慣れた後、どこまで性能差を耐えれるかというのが焦点。エロゲのほうは言わずもがな。鍵さん最注目で葉っぱさんを見つつ、場合によってエゴを。ただし、今年絶対買うのはケロQの陰と影です(出れば)。二重影ですか、そうですか(笑)


<今季ノミネート作品/マンガ部門>

こわしや我聞(藤木俊)
道士郎でござる(西森博之)
結界師(田辺イエロウ)
ハヤテのごとく!(畑健二郎/新作)
いでじゅう!(モリタイシ/完結)
最強!都立あおい坂高校野球部(田中モトユキ/新作)
絶対可憐チルドレン(椎名高志/新作)
無敵看板娘(佐渡川準)
さよなら絶望先生(久米田康治/新作)
女子大生家庭教師濱中アイ(氏家ト全)
魔法先生ネギま!(赤松健)
妹は思春期(氏家ト全)
みなみけ(桜場コハル)
おれはキャプテン(コージィ城倉)
少年探偵犬神ゲル(ゴツボ☆マサル/新作)
黒神(イム・ダリョン+パク・ソンウ/新作)
荒川アンダーザブリッジ(中村光/新作)
ワーキング!(高津カリノ/新作)
天体戦士サンレッド(くぼたまこと/新作)
バンブーブレード(土塚理弘+五十嵐あぐり/新作)
まほらば(小島あきら)
天正やおよろず(稀捺かのと)
瀬戸の花嫁(木村太彦)
dear(藤原ここあ)
エンチャンター(河内和泉)
ティルナフロウ(福盛田藍子/新作)
これが私の御主人様(まっつー+椿あす)
ソウルイーター(大久保篤)
はやて×ブレード(林家志弦)
よつばと!(あずまきよひこ)
苺ましまろ(ばらすぃー)
こみっくパーティー(犬威赤彦/完結)
撲殺天使ドクロちゃん(おかゆまさき+桜瀬みつな/新作)
キョウハクDOG’s(しゃあ/新作)
かりん(影崎由那)
ヒビキのマホウ(麻枝准+依澄れい/新作)
すぱすぱ(三宅大志)
となグラ!(筧秀隆/新作)
ハルコビヨリ(小坂俊史)
サイダースファンクラブ(小坂俊史/新作)
グッドモーニングティーチャー(重野なおき)
千秋しまってこー!(重野なおき/新作)
ポヨポヨ観察日記(樹るぅ/新作)
オレをもりたてろ(ふじのはるか/新作)
天使のお仕事(佐藤両々/新作)
みことREADY FIGHT(山東ユカ/新作/完結)
みずたま注意報(山東ユカ/新作)
おうちでごはん(スズキユカ/新作)
ひがわり娘(小坂俊史)
たびびと(重野なおき)
ひまじん(重野なおき)
BOY’sたいむ(藤凪かおる/新作)
あおいちゃんとヤマトくん(師走冬子)
ねこきっさ(ととねみぎ)
Pocket(しおやてるこ/新作)
ひだまりスケッチ(蒼樹うめ/新作)
のの美捜査中(重野なおき)
うちの大家族(重野なおき)
花やか梅ちゃん(師走冬子/新作)
ぽてまよ(御形屋はるか/新作)

一部切ったものもあるけど、リスト入りした60作品に特別枠として中村工房(中村光/完結)を加えた全61作品がノミネート。主に4コマが増えたなぁ。鎌倉め…(笑)


マンガ系・作品タイトル

<最優秀作品賞>

こわしや我聞(藤木俊)

堂々のV2。それほどまでに色んな方面で出てきたマンガですからね。偉大なのは國生さん。残念ながら完結してしまいましたが、単行本が年明けなので実は06年も権利を引き継いでいる。さすがに最優秀はもうムリだろうが…。

<優秀作品賞>

さよなら絶望先生(久米田康治)

改蔵とさほど変わらないが、これが久米田の真骨頂。やっぱり久米田は必要な存在。委員長が羽美化してきているので、もう少しで全盛期に追い付きます(笑)。扱いが難しいのは分かるが、サンデー編集部も良く切ったもんだ。

<審査員特別賞>

荒川アンダーザブリッジ(中村光)

このシュールギャグを受け入れられるかどうかで完全に評価が分かれます。しかしこれが中村光の作風なんで(笑)。たま〜に良い話が入るのがミソ。ニノは可愛いよ。

<最優秀新作品賞>

みずたま注意報(山東ユカ)

出だしはさほどでもなかったんだけど、途中…レインがハルタを意識し出した頃から盛り上がってきた。第1の刺客、須之内先輩を退けたが第2の刺客・稲光の登場で今後の展開も目が離せない。

<最優秀シナリオ賞>

真芝第5研編(こわし屋我聞8巻収録分)

ちょっと前に我聞くんが成長して、辻原が動き出して…と、激動の最中、ここから物語がイッキに収束に向かったターニングポイント。

マンガ系・個人タイトル

<MVP(作家)>

中村光(荒川アンダーザブリッジ)

もう少しで重野なおきの3年連続MVPだったよ(笑)。作品数とかダントツだもんねぇ。しかしながら俺個人は中村光イヤーだったんで。ヤングガンガン買うようになって荒川にハマって、荒川キャラの出自が中村工房だって知ればそりゃ欲しくなりますよ。中村工房探索プロジェクトは困難を極めた。なんせとらのあなになかったんだから。アニメイトで確保してくれたGAMAGUN氏には今でも感謝してます。

<MVP(キャラ)>

國生陽菜(こわしや我聞)

ブッチギリで2年連続受賞。いやぁ、ここまでのキャラはなかなかいないよ。次回作の早期連載を。

<最優秀新人賞(作家)>

畑健二郎(ハヤテのごとく!)

読み切りのときメモファンド事件からして久米田の弟子っぷりが目に付いてたが、久米田なき後のサンデーを(ギリギリなんとか)背負ってくれてます。まだまだ久米田ほどの思い切りがないとは思うけど。何度も言うようにマガジン対サンデーの構図としておもしろおかしく見守っていこうと思います(笑)。いや、ヒナギクはかなり良いキャラだと思うが。

<最優秀新人賞(キャラ)>

伊波まひる(ワーキング!)

今年の新作は全体的にキャラが弱かったかな。低レベルの争いではあったけど、他にはチコ(ティルナフロウ)、桂ヒナギク・西沢歩(ハヤテのごとく!)、雨音玲音(みずたま注意報)とか?まひるはなんだかんだで小鳥遊との関係が良いです。

<カムバック賞(作家)>

久米田康治(さよなら絶望先生)

マガジン移籍での久米田復活劇。サンデー時代にあれほどネタにしていた赤松健との直接対決だったのに、移籍後は意外と大人しい(笑)。弟子・畑健二郎との雑誌を超えての師弟対決も見所です。

<カムバック賞(キャラ)>

(荒川アンダーザブリッジ)

荒川自体ほとんど中村工房のキャラを使いまわしてるんだけど、その中でも星は別格というか、中村工房時代からキャラ強すぎ。河童も捨てがたいが、リクとのライバル関係という点において、星の存在は大きい。

(ここより以下、キャラオンリー選出)

<沢群賞>

糸色望(さよなら絶望先生)

今初めてフルネーム書いたけど、やっぱりくっ付けると絶望なんだ(笑)。本人の意向を汲んで、これからは離して書こう。「糸    色望」と(気を使いすぎです)

<最優秀サブキャラクター賞>

大牧愛佳(これが私の御主人様)

これは義貴のセクハラっぷりが見事すぎた。あれがなかったら本当に脇役のままで終わってただろうに。つーか、実際脇役だろう。今後の登場もなさそう。このタイトルのセクハラ目的の使用は固くお断りします。

<最優秀バッテリー賞>

トキ+チコ(ティルナフロウ)

今年は強いコンビがいなかったか?他にはマカ+ソウル、ブラック☆スター+椿(共にソウルイーター)とか。…あれ、全部スクエニ?

<失策王>

ユッキ(ティルナフロウ)

正直、ユッキが出てくるまでのティルナフロウはただのほんわかした雰囲気を持っているだけのマンガでしかなかったように思う。ただユッキ登場後はハイテンションっぷりに磨きがかかってスピード感が加わった。緩急の付いたおかげで2巻からはかなり楽しめるようになったんで、そういう意味ではティルナフロウの主役とも言えるかも。

<ベストナイン>

國生陽菜(こわしや我聞)

やっぱり2年連続。おそらく、次のランキングで電動…じゃなくって殿堂入りするに違いない。

氷室比呂彦(あおい坂高校野球部)

あお高ナインを選ばずに敵から選ぶん?…いや、だって高速スライダーがカッコいいんですよ。あの試合の最終局面(結果は三振振り逃げとディレードスチールになるのかな)、三振に打ち取ったまでは名場面だった。

志々尾限(結界師)

ヘタしたら、今年一番の萌えキャラだったのかも(笑)。少しずつ、少しずつ打ち解けていく光景とか。しかし死んじゃうとは思わなかったな。ここだけの話、志々尾が死んだ後は単行本買ってなかったり。今の展開がちょっとまた良くなったのでそのうち買ってくるけど。

川添珠姫(バンブーブレード)

新鋭・ヤングガンガンからまずはタマキ。この娘を見ていると微妙に舞を思い出すっつーか、似てるよね?ポーカーフェイスというのもポイント。

千葉紀梨乃(バンブーブレード)

しかしながら、キャラ的にはタマキよりもキリノのほうが好きだったりする。底無しの明るさもさることながら、その中で剣道に対するひたむきさはカッコ良い。

伊波まひる(ワーキング!)

実はワーキングは初見ではダメ4コマだったんですよ。少なくとも俺にとっては。ただ、まひるが出てきてから明らかに変わったんだよね。なんだかんだで付き合う小鳥遊との関係が見てて楽しいんで。どうにも頭にアクセサリ付いてるキャラに弱いなぁ。まひるの場合はヘアピンか。小鳥遊に褒められて以来色々変えてるのは可愛くて良いな。

マリエッタ・テトラツィーニ(天正やおよろず)

マリエッタも2年連続か。意外ととっつきやすい性格だったよね。つーか、指揮とか言ってるけど、あんまり意味ないような気がするっていうツッコミはしたらダメですか?(笑)

チコ(ティルナフロウ)

癒し系枠で。ティルナフロウもここまで伸びてくるとは思わなかったなぁ。

雨音玲音(みずたま注意報)

さっきも書いた通り、レインがハルタを意識し出した頃から面白くなってきたんだけど、やっぱりその時からレインが可愛くなったんだよ。今後の三角関係展開は要注目。

<ゴールデングラブ賞>

國生陽菜(こわしや我聞)

とことん2年連続。ちなみに殿堂入りは過去2人、名雪と雪希です。

糸色望(さよなら絶望先生)

さまざまなネタを提供してくれる久米田作品から絶望先生、待望の登場です(笑)。さぁ、マガジン編集部の心意気の見せ所!

(荒川アンダーザブリッジ)

インパクトの強い荒川の中でも、河童と並んで忘れられないキャラ。ニノを巡ってリクと対立しているが、その方向性が…。

薙刃(天正やおよろず)

なんだかんだでメインヒロインという役割ですからね。ポイントポイントでは薙刃の役割が大きかったと。

赤坂早紀(まほらば)

初期から出てきた人格の割に、ここに来て久々の登場。しかも10巻最後で出てきたのにそのまま読み切り入れて次巻まで逃げるという最悪のひき逃げ。久米田的に言えば悪質なマンガ道交法違反(笑)

沢渡みつき(これが私の御主人様)

今更ながら、このマンガの影の主役として外せないというか、最初ここまで黒くなかったよねぇ。みつきが黒くなってから面白くなってきたのが凄いよなぁ。

ユッキ(ティルナフロウ)

さっき書いたけど、ティルナフロウを面白くしたのは間違いなくユッキ。このマンガの中では異端なキャラなんで、それまでが好きだった人には耐えられないのかもしれないが。

無道綾那(はやて×ブレード)

バカとマジメが両立している不思議マンガ。結局はやてとのコンビが成立してる。あのおバカの手綱をきちんと握ってる(笑)。綾那の過去がちょっとずつ明らかになってきてて目が離せない。

板東耕平(オレをもりたてろ)

この作品自体はそんな上に持って来れないけど、かすみとの一件の時だけでここまで持って来れます。ルパンみたいでカッコ良かったんよ。

〜総評〜

今年は特に4コマを中心に買いすぎたような。買ってすぐ粛清リストに入ってるのも多い。つーか、俺の買うのが偏りすぎなんだよね。4割はサンデー・ヤングガンガン・ガンガンウイングで、4割は4コマ、残りがその他で構成されてる。来年はもうちょっと幅広く伸ばしていきたいなと。そんなワケなんで、誰か「これオススメ、読め」とかあったら掲示板にこっそりと(笑)

…さて、総評。といってもあまりに色々買いすぎてインパクトの残ったものがない気もするんだが。大きかったのはヤングガンガンかな。最初試しに買った時の印象はストーリーものが弱くてギャグ(コメディ)が強いって思ったんだよね。荒川やサンレッドがそうなんだけど。隔週発売というのもあってラクに買ってるうちに色々ストーリーもののほうでも面白くなってきて…。とりあえず単行本も数冊買ったけど、買ってないのでもマンホールとか死がふたりを分かつまでとかはかなり面白いです。ちなみに世間で評価の高い(らしい)すももももももは俺はダメだった。

〜週刊サンデーに物申す〜

サンデーは明らかに迷走期に入った。もうダメかも。こわし屋我聞、道士郎でござるといった面白いと思っていた作品(少なくとも俺のツートップ)をばっさりと切ったのに、犬夜叉やコナンといういつ終わっても良いようなのがまだ終わらずに進んでる。あおい坂だっていつ終わるか分からないしね。結局、今、俺が一番楽しみにしてるのがネコなび兄ふんじゃったっていうのはどういう状況?(笑)ストーリーだとハヤテか。なんだかんだで細かいネタが入ってる辺りは久米田イズムってカンジで良い。

大体、いつまで犬夜叉とコナンで行くの?って思うよ。いや、雑誌名にもなってる「少年」という枠に捕らえれば間違いないのかもしれないけど。我聞や道士郎は本当に面白かったのになぁ。それをあっさり10巻にも満たない話数で切り落として、数十巻にもなるものを切らないという。かつて黄金期を築いていたジャンプで見た光景な気がするのは俺の考えすぎだろうか。

〜今年の注目〜

色々あるけど、やっぱり最上位にさよなら絶望先生。俺のマガジンは絶望先生とハマナカだけあればそれで良い(ネギは単行本追いで十分)。サンデーはさっき書いたように、編集部がトチ狂ってる気もする。とりあえずハヤテには久米田イズムの後継者として頑張ってもらいたい(笑)

で、ここからは俺のややメジャーでない要チェック作品を。まずはヤングガンガンから荒川アンダーザブリッジとバンブーブレード。この2つが現在、俺のヤングガンガンのツートップ。基本は最初から読むが、この2つだけは真っ先に読んでるから。バンブーブレードはハヤテのごとく!の畑的に言えば、剣道マンガは顔が分かり辛いらしいが、そんなコトないよね。

さらにスクエニからティルナフロウ。元々RPG好きな俺にとってはこの世界観でのほのぼの感はすごく良い。ほのぼのと言えば、最近ガンガンウイングで始まったちょこっとヒメ(カザマアヤミ)があったな。元々付録だった4コマエディションに載った365日猫!を連載化。ネコ好きな俺としては外せない作品。ねこーねこー(笑)。…といったあたりか。最後にサンデーがもう少しまともになってくれることを願って、今年のランキング発表を終わりたいと思います。

…ところで、流行語大賞って復活させるべき?


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