野球談義第8集〜オレオレ野球編〜

…違います(笑)
ま、今年も野球の季節です。
野球バカの季節です。
今年こそ優勝したいですね。


開幕前夜(3月31日)
さぁ、いよいよ開幕。巷では中日の鉄板だと言われている今年のセントラル。果たして本当にそうだろうか?どーもそうは思えないんだが。

オープン戦通じて感じたことはルーキーズに比べて主戦投手がいまいちパッとしない。川上、岡本、平井の3人は特に。さらにドミンゴと野口が故障離脱。実績から安心できるローテが川上と山本昌のみである。しかも川上は隔年エースの気があるし。まぁこれは昨シーズン終盤に頭角を現した山井、ルーキーの中田、先発転向した落合英、好きだけど信用はあまりできない朝倉で解決されたみたいだけど。したがって川上、山本昌、山井、中田、朝倉、落合英あたりでローテーションになるのかな?話題の中日ルーキーズのうち、開幕一軍投手に残ったのが中田と鈴木。オープン戦でもこの2人の能力の高さはズ抜けてたと思う。中田は20番問題で心無いファンに色々言われた可哀想な面もあったが、実力でシャットアウトした格好。そら期待だけでなく即戦力としての実力もあったから20番与えられたに決まってるんだよ。鈴木の変則フォームからの150近いストレートも魅力的ですな。

あと、野手も沢井が残ったのでルーキーからは3人ということに。しかしながら野手あたりは2戦目以降の投手との入れ替えですぐファーム行きの可能性も。実際山本昌や落合は開幕一軍枠にいないし。まあ沢井に限ってはあれだけのポテンシャルを見せてるんで残るだろうけど。そうなると大友や森野あたりか?沢井にはポスト立浪としての期待も。

投手で個人的に期待してるのはチェン。あの子は素晴らしい。もう全てが。投手なのにスイッチヒッターだとかいうのもオイシイ(笑)。まぁ巨人を3イニングシャットアウトした実力は本物だと。今中2世の名はダテじゃないな。やや制球難のクセがあるので、中継ぎよりは先発で使って欲しいのだが。投手枠を見る限りは中継ぎだろうなぁ。朝倉いかんで先発か。

打撃のほうはウッズ次第でいいんじゃない?(笑)それによりマークの分散される立浪と福留の相乗効果とか。オープン戦で福留があまり良くなかったのはもう見なかったことにしたいんだけど。

…で、結局まとめてみると、蓋を開けてみないと分からないんだよねぇ。オープン戦で悪かった主戦投手がどう立て直してくるのか、実際中田はどこまでやれるのか、ウッズはどれだけ打つのか、荒木は去年ほど打てるのか…など。これほど不確定要素の多いシーズンもなかなかないように思うんですけど…?

最後に開幕予想。順当に川上…といきたいところだけど、やっぱり今年もサプライズ。個人的には中田で予想中日のエースナンバーを2年連続で登板させるという計らいがあるかもしれませんね。

パリーグ開幕(3月26日)
…って、これが年明け最初の更新かよ?サボるのも大概にしろっていうか、落合監督が喋ってくれないもんだから、こっちはどう語ればいいのやら(笑)。…とりあえず今日からセに先駆けてパが開幕したワケですが、今日の話題はそれではない。

仕事の合間、コンビニで「2005年戦国プロ野球メッタ斬り」なる雑誌を見つけたので買って読んでみた。表紙にも謳ってある通り、内容は裏事情っぽいのが満載で、表向きじゃない…というか、週刊誌のような出所の怪しい眉唾なモノばかり。まぁ面白くはあったのだが。

…んで、この中でいくらなんでもヒドイなぁと思ったのが中日・落合関連のネタ。本ある人がいたら29ページの内容です。これ書いた人本当に雑誌のライターかと思うくらい支離滅裂。…いや、まぁ確かに納得できる部分も多いんだが。

まず外様コーチの招聘とかだけど、これも去年の鈴木孝政ヘッドの降格から始まったのをこじつけてるだけ。そもそも孝政招聘したのだって落合からだよ。それを切って立て直したのも落合。ケチつけるところなんかどこにもない。実際、孝政降格後に中日投手陣が立ち直った。それに加えて、ウッズの「横取り」、ロッテや西武から「外部の血を導入」とか書いてる始末。えっとね、トレードってそういうもんなの。地元とかそういうの考えて獲るワケないし、そうなると楽天って何よ?行き場のない人が集まっただけの、それこそ「非・地元密着」じゃないか。ウッズだってもともと横浜と同時期に獲得リストには入ってたし。俺からしてみれば「外様」とか言ってる連中の考えこそ分からないけどなぁ。山田監督の時もそうだったけど、星野の後押しありながらそのテの問題はあったらしい。外様の何がいけないんだろうな。勝負の世界、結果が全てだと思うんだが。そりゃドス黒いモノ持ってたら問題だけどな。…そうなると生え抜きでも立浪の監督はあり得ないってことだよな?そういえばルーキーの中田が中日のエースナンバーである20番を付けるってだけで怒ってた人もいるみたいだ。外様であるハズの宣・川崎が付ける時にはさほど何も言わなかったのに。

そして表題にもなってる「落合・牛島トレードの因縁」。これこそ全く関係ない。だってこれ断行したの星野だよ?(説明すると、星野第一次政権において、当時ロッテの落合を獲得するために牛島を含めた4選手との間でトレードが行われた。この際、星野は牛島に「いつか中日に戻す」という条件を付けてなんとか説得した…という経緯がある)…つまり、この問題の根底にいる星野がすでに不在状態なんです。その状態の中日に何を言えるというのか。でもって牛島は横浜監督だからなぁ。落合と牛島の因縁なんてないと思うよ。あるなら星野と牛島の因縁だろう。…まぁ、牛島が中日に戻る気配がなかったのは前々から疑問ではあったんだが。つーか、いまだに星野待望論があることも分からない。阪神行ったのはまぁ仕方ないにしても、まだシニアディレクターとして残ってるんだよ?中日に戻る気なんて全くないじゃん。だからこそ落合監督だって星野の残党を整理したんじゃないのか?

あと、福留の監督不信。これは事実だろうね。実際に契約更改でモメた部分だし。でも俺も福留の成績から見れば別に当然だと思うけどなぁ。福留がオリンピックで抜けた期間の成績の保障はきちんとできてたから、大きいのは骨折部分。だけどあれだって下柳の球が危険球だったワケじゃない。確かに危ないコースではあったが、ただの内角のシュート。あれを打ちに行くほうにも問題はあったと思うし。打点の多さも荒木・井端・立浪の状態もあって稼げてた。実際、打率とホームランは例年を下回ってたんだから。これはこの記事のことじゃなくて俺が福留に対して思ってることだけど。

最後に「優勝したのに観客動員数ワースト2位」問題。これはね、確かに落合監督が喋ったりしないのは大きな原因になってると思う。だけど本当に優勝の見えてきた8月以降はきちんと数字出ているハズ。俺が思うに、ナゴヤドームはとにかくアクセス環境が悪い。電車1本で行けないからね。俺の場合、東海道線→中央線、もしくは地下鉄という手順が必要。要するに、よほど好きな人じゃないと行く気にならんのです。俺だってもともと野球そのものが見たい人だから、プレーの要所要所が見えるテレビのほうがいい場合もあるし。どちらにせよ、落合監督はもう少し喋るべき。

でもね、実際野球全体が面白いのは中日だと思う。巨人みたいな一発野球もそりゃあ爽快だけど、巨人の場合は打撃しか見る部分がないのがいけないんだと思う。中日は打撃は巨人ほど盛り上がらないけど、その分は川上や岩瀬を中心にした投手陣、荒木と井端の達人守備、福留やアレックスのレーザービームなど、本来退屈に見えがちな守備時間でも目を離せなくした。打撃だって個々の能力はさほど高くないかもしれないけど、荒木の足技と井端の巧打から始まる自由奔放な攻撃スタイルは巨人とは違う形で盛り上がる。

…まぁその社会にはその社会特有のの確執みたいなモンが確実に存在するから、簡単な問題じゃないけどさ。こんな波瀾な時代だからこそ、球界そのものがもう少しファンに近寄らないといけないのに、内にある問題が稚拙すぎる気がする。まぁ結論としてはファンサービスも大事だが、野球そのものを大事にしようネ!ってことで一つ(笑)。これだけ持論展開しておいてアレだけどさ、野球に対する楽しみ方なんてそれぞれなんだから、自分の好きな野球スタイルを体現してるチームを応援するのがいいんじゃないかな。結果として違うチームを応援することになってもね。選手が移籍するんだからファンも移籍したっていいでしょ?だから外様とかあんまり考えなくてもいいと思うよ。そもそも、東京にいる中日ファンのことを「外様」って表現しないでしょ?だって同じチームのファン仲間だもん。

ドラフト会議(11月19日)
とりあえずその名簿と中スポを参考に一口コメント。

自由獲得枠 樋口龍美(JR九州) 投手 左投右打
中日史上初の自由獲得枠選手。言い変えれば制度導入後ナンバーワン投手ということになる。高速スライダーが持ち味だとか。28歳という年齢だとイキナリ結果が求められる。つまり即戦力中の即戦力。どうなるやら。

2巡目 中田賢一(北九州市大) 投手 右投右打
個人的には中日が指名した選手の中で最も期待している。最速150キロの頭脳派。先発ローテ入りに期待。

4巡目 川井進(日本通運) 投手 左投左打
ギリギリまで西武も目を付けていたとか。スカウトの評価は樋口に負けないくらいに高いようだが、個人的に情報がないためによく分からん。

5巡目 鈴木義広(中部大) 投手 右投右打
正津、川岸に続く右のサイドハンド。最速149キロ。タイプ的には横浜の木塚あたりか。

6巡目 石井裕也(三菱重工横浜) 投手 右投右打
ドラフト翌日の中スポの一面は自由獲得枠の樋口でも中田でもなく、前日の新聞では予想リストにも載ってなかったこの選手。難聴というハンデをクリアしての指名だけに、実力はあるのだろう。サイレントKという呼び名は凄く強そうだ。

7巡目 中村一生(国際武道大) 外野手 右投右打
俊足が売りの外野手。国際武道大といえば高橋光信。代打職人の高橋が出たら代走職人の中村、みたいなコンビになるとちょっと面白そう。正直、アレックス、福留、英智のいる外野に割り込むのは厳しいと思うが…。

8巡目 小山良男(JR東日本) 捕手 右投右打
横浜高時代、松坂とバッテリーを組んでいた。…ていうと、松坂にただひたすら外角のスライダーを投げさせていた中村的リードをする男か…。そのテのリードは嫌いなんだよなぁ。大学社会人を経てどういうリードするようになったんだろ。外角一辺倒は見ててつまらないのですよ。

9巡目 金剛弘樹(日本通運) 投手 右投右打
名前だけなら一番強そうだ。イメージだと最速160キロ越えそう(笑)。でも中スポの寸評は「気合の投球」。…それは名前からイメージしただけでは?(笑)4巡目の川井と同僚入団は久本、山井の河合楽器組を思い出させる。左右で分かれるあたりも。そこら辺りの相乗効果とかに期待。

10巡目 鎌田圭司(トヨタ自動車) 遊撃手 右投左打
生まれも育ちも愛知県の純粋地元出身選手。しかも隣の岡崎ですよ。さらに身長162センチという小ささ。従って最も親近感の沸く選手です。でも彼は広島ファンだそうだ。そんなギャップもたまらん(笑)

11巡目 沢井道久(東海理化) 遊撃手 右投両打
京都出身だが豊川高から東海理化という準地元選手。湊川・前田新と抜けた中日次世代内野陣を鎌田とともに築いて欲しいというのはファン全員の希望でしょう。

12巡目 普久原淳一(法大) 外野手 右投左打
本当に滑り込みで指名されたなぁ。英智タイプらしい。英智と左右の違いがあるのでそこで使い分けられるくらいの選手になってくれるといいなぁ。

〜総評〜
元々予定していた選手を完全に獲れたというのだから今回のドラフトは去年に続いて大成功なのでしょう。中田や川井あたりは本当に他球団の横やりが入りそうだったんだしね。まぁ選手がそういった逆指名をすることの是非は置いておくとして。

ただ、即戦力ばかりを狙った作戦が今後どうなるかというのがある。まぁ今までが将来性で来てたからそろそろいいのかもしれないけど…。それに今年は若手を伸ばしたから、そういうのもあって即戦力中心だったんだろう。しかし一人くらいは高校生を獲って欲しかったなぁ。石井の話題性っていうのは全部とは言わないけど野球と関係ないところから来てるしねぇ。ていうか、単純に指名しすぎだろ(笑)

全てが終わった日(10月26日)
というワケで50年ぶりの悲願達成ならず…。なかなか悔しい敗戦でございました。まぁ優勝した分、他球団ファンより長くシーズンを楽しめただけでも良かったんでしょうか。一夜開け、このシリーズを振りかえる。

初戦
先発はエース川上。対する西武は石井。この時点では勝ったと思いました。が、なんだかんだで石井を打ちあぐね、守備では和田に打たれたのは和田が見事だったとはいえ、シーズンでエラーのない英智がタイムリーエラー。いつもの野球ができずに完封負けしたのではどうしようもない。思い返せば、この時に石井からただの1点すら取れなかったのが明暗を分ける形に。ミスジャッジとかもありましたね。両軍とも後味の悪い出だし。

2戦目
先発は山本昌と松坂。今日負けたら後がないというくらいにイキナリの大ピンチ。それなのに山本昌が初回からフェルに打たれ、中盤で3対6の劣勢。ところがシーズンで5本しかホームランを打っていない立浪が松坂から同点3ラン、そして谷繁が勝ち越しのタイムリーで相手エースを沈める。エース川上で落とした星を相手エースの松坂から取り戻す。こうしてタイに。試合内容からイケる予感はあったのに。

3戦目
ドミンゴがやってしまう。ドミンゴの立ちあがりはいつも悪くなく、序盤3イニングは大体安心できる。しかしそれもリードがあってこそ。それなのに中日打線がいつもに加えて打てないもんだから次第にドミンゴがイラつき、結局4回に捕まる。以降は乱打線。一度は谷繁の満塁弾で逆転するも、カブレラに手痛い満塁弾返し。カラーにない野球で挑んだ結果がこれ。ちなみにあの場面での岡本続投については、俺はいいと思います。シーズン中、ピンチの場面をいつも抑えてきたのは他でもない岡本。この時の結果だけでは岡本も監督も責められない。というか、シーズンの活躍を見れば、これだけで責めるヤツに気がしれない。

4戦目
中日の中日たる所以の試合。シリーズで初めてトップバッターの荒木が出塁。この時は帰って来れなかったが、今年はいつもこういう形だった。そしてリナレスとアレックスのソロ、井上の3ランなど、ある意味中日っぽくはない展開ではあったのだが、良い形で得点を重ねた。そして投げるほうでもシーズン終盤で活躍してきた山井が6イニングを零封。しかしながら残りのイニングを落合・平井で失点、さらには岩瀬まで引きずり出されるというのが不安をよぎらせた

5戦目
2勝2敗で迎えた西武ドームの最終戦。負ければ追いこまれる敵地でローテを一回りさせてエース川上が再登場。その川上がシーズン含めても最高と言えるようなピッチング。5回までパーフェクト。しかしながら3点リードで迎えた6回、ツーアウトながら1塁2塁のピンチ、代打小関の場面でライトフェンス直撃の打球。が、クッションを素早く処理した井上、中継からホームへストライク返球した荒木、そして木浩之の突入をビクともせずにブロックした谷繁。まさしく今年の中日を象徴するシーン。最終回にも立浪のツーランとアレックスのソロで突き放し、最高の形で王手をかけ、本拠地へ帰れることに。正直、決まったと思いました。あと、伊東監督の「最後にシラけちゃったね」は選手に対して失礼だ。少なくとも落合監督はその手のコメントは一度もしていない。これを聞いた時にイッキに伊東監督が嫌いになり、絶対優勝させたくないと思った。これは本音。

6戦目
そして松坂と再戦。先制された後、井上の内野安打で追いつき、さらにまた井上のタイムリーで勝ち越した。こういう運を持った選手がいるうちに決めれなかったのが負けた敗因だと思う。せっかくのリードも山本昌が和田に一発を浴びて逆転。さらに平尾にスリーベースを打たれてノーアウト3塁。ここで3戦目にメッタ打ちを食らった岡本が登板。そして三者三振に斬ってとる。…これを見てるとやっぱり岡本は凄いなと。そういえば俺が今年唯一観に行った5月29日の阪神戦も、岡本がノーアウト2,3塁のピンチをゼロに抑えたっけ。で、その岡本がせっかく西武の流れを切ってくれたのに、続く落合があっけなく和田に被弾。これで決まってしまった。ま、岡本があのままで終わらなかったのは来年に向けても収穫だよね。99年の関川がシリーズでボロボロのまま次の年以降ダメだったっていうのがあるからなぁ…。

7戦目
泣いても笑ってもこれが最後。単純に勝ったほうが日本一。その大事な試合に中日の先発がよりにもよってドミンゴ。やっぱり先制点が貰えないままボークで自滅、さらに井端がエラーをしてしまう悪循環。これでこの試合の全てが決まってしまった。後はカブレラに一発を浴びるわ、また石井を打てないわでやりたい放題。最後の最後で意地だけは見せてもらったがそれまで。こうして50年ぶりの悲願達成は夢と終わりました。

〜総評〜
結局、中日の自滅って形でいいと思います。初戦が自滅、3戦目も自滅、最終戦も自滅。まともに負けた感じがするのは6戦目だけ。あとは本当に中日が普段の野球ができなかっただけ。それゆえに悔しさもひとしお。今シリーズのエラー率はシーズン中から見ればかなりおかしいし。結局、大一番に弱いっていう体質が変わってなかった。それにデータのない投手に良いようにやられる悪癖も。でもまぁ、99年から5年っていうサイクルでの優勝は中日では最短記録だし、若手が伸びつつ優勝したんだから普通の優勝よりも数段いい。来年に希望が繋げられるからね。負けたのは悔しいけど、また次に頑張ればいいよ。今の力ならそんなに難しくないハズ。

決戦前夜(10月15日)
さてさて、いよいよ明日から日本シリーズ。パはプレーオフを勝ちぬいた西武ライオンズが出てきました。俺の中日ファン歴が88年からで、その時の相手が西武で1勝4敗。次が99年で対ダイエー1勝4敗。どちらが来てもリベンジなのです。

というワケで中日が勝つためのポイント。

…まぁ元々打てるチームじゃないんで、投手は誰が出てきても一緒です。松坂だろうが石井だろうが帆足だろうがチャンだろうが。…ただ誰が出てこようとも、いつも通りの野球するだけ。つまり一番荒木が塁に出て、二番井端が(以下省略/笑)。シーズン同様、今季、荒木が塁に出れば高確率で得点に繋がる。荒木が一塁にいる時の井端との連携は12球団随一。西武捕手陣の肩を見ても、これが最初のポイントかなぁ。この際、福留がいないことはもう考えない。現にオリンピック以降ずっといなかったのと同様だし。

全体的に贔屓目なしに見ても中日が有利かなと思うのです。確かにデータ的にはほとんど西武のが上なんだけど、やっぱり投手を中心にした鉄壁の守りはパ球団にはないカラーだと思うんで。フェル・カブ・和田のクリーンナップだって、対巨人を考えれば幾分マシ。さらに中日投手陣ほどのスタッフを誇るチームもないでしょう。だから西武の打撃データは多少抑えられるハズ。加えて中日の守備の高さもね。やっぱりこれだけの守備力を誇るチームも他にはないワケで。アレックス・英智をナメてると平気で殺します。肩の抑止力がハンパじゃない。

最後に先発予想。日記では川上って書いたけど、もしかしたら山本昌の線もある。日程上、初戦に使うと中4日か6日のローテになる。今季、川上は肩のケアのためか十分な間隔をとった上で投げ続けたからね。短期である以上、6日空けることは考え難いし、4日で使うのも恐い。だったら2試合目のほうが有力かなと。よって山本昌→川上、西武ドームに乗り込んでドミンゴ→山井+小笠原(ダブル先発)→山本昌、帰ってきて川上→ドミンゴのローテで予想。

まぁ何でもいいや。ファンとしては有言実行の落合監督を信じるだけです。

ドラゴンズ優勝!(10月1日)
本拠地ナゴヤドームで移転後初の本拠地優勝。負けつつもね(笑)。神宮でヤクルトが敗戦した時点で優勝は決まってた。延長にさえ入らなきゃ良かったのに…。でもいいでしょう。だってサヨナラ暴投で負けて、ヒーローインタビューと六甲おろしの大合唱が終わってから胴上げした某金満球団よりは余程か寒くないだろう?そもそも、こうやって負けたのに優勝できるのはそれまでにそれだけの貯金を作ったからなんだし、別にいいと思う。たまたまその試合に負けたってだけの話だよ。

今日の優勝決定戦、負けはしたがその試合内容は十分今年のドラゴンズの戦い方が凝縮されていたとは思う。初回、今年の売りになった荒木・井端の速攻連打で先制。直後に追いつかれるものの自慢のリリーフ陣が好投、鉄壁の守備陣がそれを援護する。打線の迫力不足は否めなかったが、延長に入ってアレックスのレーザービーム(サンダービーム)が炸裂し、失点を防ぐ。アレックスは打点こそ80そこそこで主軸としてはやや物足りないかもしれないが、この肩の威圧感が失点をどれだけ防いだことだろうか?それは福留や英智にも言える事だけど、肩だけでなく守備の巧さも含めたこの本塁突入への抑止力を打点に換算すれば、おのおの10点は上乗せしても良いと思う。この3人の外野陣(福留のケガとかで揃う事は少なかったかもしれないが)、オリックスの田口、谷、イチローに負けない布陣だと思う。もちろん、荒木・井端の二遊間もね。中日はゴールデングラブ総なめしてもいいくらいだ(笑)

あと、チームの盗塁数は突出してるね。まぁ阪神には負けているんだけど。だが阪神の場合、90個近い盗塁のうち50以上を赤星一人で稼いでいる。中日は一番走っている荒木で30そこそこ。言いかえれば、阪神は赤星を塁に出さないと走る確率は半分以下に。それに対し中日は荒木を抑えても他の選手が走れる(井端、英智と続く)。そこが機動力の違いだったかなと。まぁ赤星の打率が上がるとともに彼の機動力は恐ろしい破壊力を持ち始めたのですが。

一番ホームランが少なくて得点も少ない中日が優勝したことで、巨人のやり方が必ずしも勝てるやり方でないことはきちんと証明されたであろう。開幕前、巨人の優勝だけはさせたくなかった。それはやっぱりお金の威力だけで勝つのを証明したくなかったからで。…というワケで巨人は相手になりません。一番恐かったのはチームカラーの同じヤクルトだったからねぇ。

そして付け加えると今年の中日は若手をどんどん起用して、それで勝ってきたのが凄いと思う。普通なら消化試合にやるような采配だろう。山井の完封だって、森の2試合連続アーチだって。それもマジックが今か今かと騒がれつつも出なかったという一番ツライ時期に。それをしながらも勝ってきたチームの方針、これはチームを黄金期にしてしまいそうな予感すらさせる

…さぁ、これで現役時代から有言実行を実現してきた落合監督のこと。日本シリーズだって勝てる期待はできそうだ。俺はまだ中日の日本一は見たことないからねぇ。去年の阪神フィーバーには全く叶わないが、負けずに盛り上がっていきたいなと。

ストライキ(9月17日)
まぁ、5時に決定するところを延長した時点でストは決定していたようなモンだと思います。だって平行線を辿ってて決まらないから延長せざるを得なかったワケで。ていうか、ハナから合併なんか覆るワケないよ。昨日も書いたけど出来レースだよ。

で、結局のところストやってどうなるんですかね。いや、俺も今までスト推進派とか言ってきたけど、やってどうなるかなんて分かっちゃいやしない。1リーグ移行に始まる今回の問題は一体何がどうなりたくてどうしたいのやら。

…順を追っていくと、まずパの経営難。これは今に始まったことじゃないし、東西対抗や交流戦、そして近鉄の命名権のことも含めて、パのSOSを全て無視してきた巨人を中心としたセの経営陣には大きな問題があるだろう。広島あたりはセでもヤバイので、そのことも考えてあげてネ!1リーグになったら次に破綻するのは広島です。あと、ナベツネの「たかが選手が!」は忘れてはならない傲慢かつ最低な暴言。

で、ライブドアが近鉄買収に、楽天が参入に名乗りをあげる。選手会の要求で加盟料の問題等を譲歩した経営側だけど、特にパのほうは巨人戦をしたくて今回の騒動を起こしてるワケで、当然却下するワケだ。スト回避のために譲歩してるだけで、実際は入れる気ないんだもん。入れたら(巨人戦なくなったら)合併する意味なし。…そうか、そうやって弱いところから潰して、最終的に1リーグ8球団程度でやることを狙う数ヵ年計画だったのか!ていうか、ライブドアも楽天も、ちょっと意思表示が遅かったかなと。特に楽天はねぇ。

じゃあ「何でそんなに巨人戦をしたいのか」って話だよね。そりゃ1試合1億とまで言われる巨人戦放映権料があるからになる。でも、今言われてる通り、巨人戦の視聴率は軒並み過去最低を記録している。その理由は今の巨人のやり方にあるんだろう。仮に1リーグになっても儲かるのは西武とダイエーくらいだと思う。残りは微増が関の山。ていうか、今のセが出してる数字丸々出ない(半分)から。そして巨人が今のやり方を変えない限り、すぐに同じことになるのは間違いないのでは。だって中日とか阪神とか、他球団は数字上がってるし。まぁ順位とかもあるんだけど。

反対に選手会側。こっちもこっちでちょっと言い分が甘い。川崎見れば分かるでしょ。複数年契約の間違いが。普通は1年1年で勝負して、成績が良ければ上がる、悪ければ下がる。至極当然の事。それとチームの順位で個人成績の悪さを棚に上げるのもどうか。チーム順位が上がっても成績下がったんならやっぱり現状維持くらいでいいと思う(起用法にもよるけど)。それとFAをチラつかせた年俸引き上げ交渉もな。FAしたら出ていけ。移籍して成功するかも分からない、移籍して元の球団とのパイプは断たれる。それくらいのバクチはしてもらわないと。そういった契約方法を見直して欲しいな。

それと試合の観戦料も高いな。その高さの原因はどこにあるのかな?選手の年俸じゃないのかな?そりゃあ確かに自分で席買ってプレゼントする選手もいるけど、それよりもっと先に、全ての観戦料を下げるのが重要だと思います。球場から遠い人ほど少しずつ安くするとかしてくれるといいなぁ。

…ややアンチ巨人なだけでひん曲がったうえに間違った考えも含めてまとめてみると、やっぱり巨人中心で回ってきたことのツケなのかなぁと。独占禁止法がどうしてあるのか考えれば分かるような、分からないような…。結局、この先どうなるかは分かりません。個人的にはオリックスと近鉄の前選手がオリ近と契約しないって手段に出てくれると面白いと思う。複数年だって元の球団と交わした契約でしょ?オリ近とは関係ないじゃん。プロテクトかかる選手だって近鉄(オリックス)にいたいから契約してるだけで、オリ近には行きたくないって人はいるかもしれないし。

気にするな(9月14日)
一昨日の広島戦で完封した山井、実は試合前に長峰とのジャンケンで勝って先発の座をゲットしたそうです。まるでイレブン大学だね!(笑)でも、山井は好きな選手なので良かった。しかしプロがジャンケンで先発決めるって…。まぁ右と左の違いもあったからうまくハマったんだろうけど。先発予想は長峰だったし。なんか落合監督のやる事なす事、全てが良い方向に向かってるなぁ。

えっと、そんなワケでマジックがまだ点灯してません。ていうか、マジックって重要ですか?

いつも思うんだけど、マジックなんて寸前まで出ないほうが良くないですか?だって早ければ早いほど大きい数字が出て、遅ければ遅いほど小さい数字が出るんですよ?早くから出てたら、ゲーム差を詰められる、もしくは消滅するなんて事態に陥ったら焦るじゃないですか。逆に遅く小さい数字が出れば「もう少しだ!」って実感が沸いて気合が入ると思うんだが。少なくとも俺はそっちのがいい。しかも今回はヤクルトとの試合数の関係で出ないだけで、めちゃくちゃゲーム差離れてるからね。ヤクルトには実質、残り試合全勝が求められるワケだし。

ともあれ中日のVロードは一昨日の山井完封と荒木・井端の連携で始まった。今日の敗戦間際の9回1死から高橋同点3ランと谷繁決勝弾は一昨日から繋がってきてる。終盤でこういう試合展開が出てきたら、それはもう決まりと見ていいと思う。99年も終わりは8連勝だったからねぇ。あとは西武に頑張ってもらうだけでしょ。ちなみに胴上げ投手予想は順当に岩瀬で。

実りの秋に向けて(8月31日)
落合野球で強くはなったが、逆にネタにしづらく、当コーナーの更新が滞っております(笑)。もう少しでいいから落合監督も喋ってくれませんか?

…さて、問題のオリンピック期間、福留の穴はアレックスでした。去年のこともありちょっと心配していたのだが、それが逆に大当たり。3割6分で打点を20近くも荒稼ぎ岩瀬の穴はピッチングスタッフ全員で埋めるという荒業で埋めきった。この期間を5割で乗り切るどころか貯金にまで漕ぎ着けたのは意外といえば意外。

そして福留と岩瀬も復帰してあとは突っ走るだけ。下降気味だった打線もアテネで調子を取り戻してきた福留の加入で持ちなおしたようだ。相変わらず2位以下が負けないのでまだマジックは点かないが、確実に残り試合は減っている。もう変に気負うよりは今まで通りで逃げ切れると思う。まぁ実際はそう簡単にいかないのだが。現段階で大きな故障もなく、疲れはあるだろうけどほぼ完全にベンチ要員まで固められてるのは大きな武器。唯一の不安は経験不足とマジメな性格軍団という傾向。この先、もう一回追いすがられる時が必ず来ると思う。そこを乗りきれるかというのが今一番恐いトコロ。山本昌や立浪だけでなく、川相や谷繁といったメンバーがそこを先導してくれればいいのだが。今日の試合を見る限り、そんな心配は今のところないんですけどね。

…あぁ、なんか文章まとまってねー。不安なんだよ、なんだかんだ言ったって。いくらゲーム差あろうが優勝決まるまで恐いんだよ。なまじ優勝できる条件が揃ってるだけに。負け越してる巨人ともヤクルトともゲーム残してるし追いつかれそうな要素だっていくらでもあるんだよねぇ。せめて他球団を取りこぼす事だけは避けてください…。

前半戦総括(7月10日)
世間では1リーグ制へ傾いている日本プロ野球界。とりあえずそれは置いておいて今日は前半戦の総括を。

とりあえず2位に4ゲーム半をつけての首位ターンに成功している中日ですが、ホントこの戦い方でここまで勝ってるなぁというのがホンネ。今でこそその要因ははっきりしてきたけど、5月までの中日は最悪だった。クローザー大塚が抜け、さらに開幕直前の岩瀬骨折に始まり、落合・バルデスの抑え3人をイッキに欠くという超非常事態。そしてポイントゲッター立浪の絶不調に加え、井端と荒木の1,2番が機能しないという悪循環。

そんな中、その非常事態を耐えぬく一因となった選手もいる。投手でいえば中継ぎの岡本岩瀬不調・落合不在の中日中継ぎ陣の崩壊を必死に食い止めた働きは感嘆に値する。岡本が耐えれていなかったら、中日は今5割にいたかいなかったかだろう。岡本が耐える間に落合が復帰し、それを待っていたかのように岩瀬も調子を取り戻す。さらにバルデスも帰ってきたが、それでもいまだ岡本の調子は衰えていない。セットアッパーからクローザーまで磐石の4人がいる様子はまるで99年の落合・サムソン・岩瀬・宣のそれである。

そして攻撃陣、こちらは開幕から顔触れ自体はさほど変わってないが、5月も終わる頃から打線の調子が上向きに。立浪の驚異的な復調もあるが、井端と荒木の打順を入れ替えた打順が猛威を振るう。元々足の早さでは荒木、器用さでは井端であり、理想は今の打順だった。それが荒木の打棒が良くなったことで入れ替えができ、自由な戦術を可能にした。荒木が走るから投手はどうしても投球に不自由する。そこを井端と立浪が突き、福留が続くという図式。一撃の破壊力こそ低いかもしれないが、繋がり始めたら止まらない。横浜優勝時のマシンガン打線を彷彿とさせる。

加えて、投手を中心とした「守りの野球」の意識の浸透というのもあるかな。今までの中日はそれを前置きしながらも守備の下手な外人を連れて来たりしてどうしても中途半端に見えたが、今年は違う。川相が加入した事で内野の安定感(特に荒木)が良くなったし、アレックス・福留の守備はすでに達人の域。レフトには終盤には強肩・好守の英智がいる。立浪に代えて川相を使う事で立浪の負担も減り、好調な打撃に繋がっているのだろう。控えも含めた全員野球が今年はきちんとできている。これが続くなら優勝は本当に可能だろう。

そして後半戦の見所。当然ながらオリンピック期間をどう戦うかにある。中日は4番の福留・クローザーの岩瀬を欠くことになる。その穴をどう埋めるか。正直、埋まりきらないと思う。この2人の穴が埋まる選手なんかそうはいない。だけど、それは全球団同じ(一応は…)条件なワケで。ただ岩瀬が抜ける代わりに、近頃平井が復帰した。福留の代わりは谷繁で補うつもりらしいが…。一番恐いのは一発のある福留がいなくなって、アレックスが一発狙いをすることかなぁ。あくまでも繋いでいく野球が中日にとっては重要だから。あとは左の中継ぎがもう一枚欲しい。高橋がもう少しで上がれるようだから、それを期待してます。

転換期(6月29日)
中日がマジで強いです。テレビつけるともうリードしてます。99年の時と同じです。こうなったらセ・リーグ最後の優勝と日本一をかっさらえ!…というかね、中日って大した補強をしてないんだよね。ほとんど去年と同じ。それでこれだけやってるんだからそれだけ落合監督の手腕がいいってコトなんだろうねぇ。反対に巨人。あんな補強しておいてこのザマですか?野球はチームプレーだから個人の能力が全てではないということですな。思い知れ。

そしてここからが本編じゃ!…えっとまぁ、かの暴君の下、このまま1リーグ制移行のシナリオが着実に進んでおるようです。そしてもう一つ、合併球団が出るというウワサ。全10球団で1リーグになるのか?さらにウワサでは8球団という説もあるが。

個人的にはやっぱ1リーグにはどうしても賛成できません。最初は物珍しさで多少は盛り返すかもしれないけど、巨人が今のやり方を突き通すなら結果は一緒。いつか今と同じ状況になる。そして次に同じ状況に陥った時の打開策などありません。あるわけがないんです。だって球団とリーグを減らすという最終手段を今ここで切ろうとしてるんですから…。1リーグ制への移行=プロ野球の破滅の図式は大袈裟かもしれないけど、あながち間違っていないんじゃないかと。今の球界は全て金次第で動いている。特に現行のドラフト制度なんかはお金があるトコが強い。まぁ見る目のある球団はそうでもないんだけど、そういう球団は後々その選手に払うお金がなくなる。まぁ広島がいい例ですね。自前で育ててもさらわれる。そういったシステムを通してきたのは誰だったっけ?

というワケで思います。10球団でも2リーグで。試合のできない各リーグの1球団ずつは常に交流試合をする。そうすれば日程に開く穴はなくなると思うし、交流試合ってのは元々パの要望だったんだし。8球団にまで減ったら…もう1リーグしかないわな、さすがに。

…というか、誰かボクに1リーグ制の魅力を教えて頂きたいのですが。今までなかった対戦カードが組める(さっき書いた理由ですぐ盛り下がるから)以外で。

3連勝(6月24日)
今年から日本ハムの本拠地でありながら巨人の準お膝元・札幌ドーム。フェンスの高さ以外の寸法も同じだから「第2の東京ドームかお前は!」というツッコミはさておき、そこで巨人を3タテしてくれたことにテンションが上向きであります。仕事が長久手になるのはこの際置いておけ(笑)

今の中日はメッチャ強いですね。このカード始まるまえは失点が得点を上回ってたけど、昨日の大勝でそれもなくなった。防御率もジリジリ下がって、今は僅差に迫るリーグ2位。特に岩瀬と落合が揃った以降の中継ぎ陣の防御率はうなぎ下がりですよ。その2人が揃わない間に堪えてくれた岡本は今現在のMVP候補と言っても過言じゃないような。野球がいくら点取り合戦だって言っても打率ってものが3割半ばがせいぜいなんだから、やっぱり投手がいいほうが強くなってくのかなぁ。打てない試合が多くてイライラするのも事実だけど。99年の優勝時はテレビ付けると1点か2点はリードしてた。大きい数字ではないけど、それが強さだった。今はあの時の状態に近いかなと。

その打つほうではやっぱり立浪の存在が大きい。4月終わって2割だったのが、今は3割4分で現在の首位打者。得点圏は5割近い。それに続く福留は打率こそイマイチだけど現在の打点王。この3番4番でこの2部門を占めている上に、荒木・井端の器用な1・2番がこのところ絶好調。荒木が打てるなら1番は荒木っていう構想が現実になってる。これが逆だと少々大雑把になるからね。荒木がバントとかうまくない分。荒木がかき回すと井端も色々できるから。ダメージ残して立浪と福留って繋ぐのは中日にとって理想だろう。まぁ今は少々出来すぎだと思う。打線なんてそのうち湿ってくだろうし。だけどその時はありあまる投手陣がどうにかしてくれるだろう。そこは巨人と決定的に違う利点だから。あと一人左のリリーフが欲しいんだけど、そろそろ久本が復帰してくるみたいだし、そうすればもう一歩上積みできる。

3連敗で始まった今月の巨人8戦だけど最後に3連勝でお返しして全くの五分で乗り切った。通算では負け越しているのでまだ楽観してはいけないのだけど、まぁ今は喜んでおこう。ていうか、喜ばせてください(笑)

命名:大阪近鉄バッファウェーブ(6月14日)
それくらいオリックスには印象がありませんから。残念!ブルーウェーブ…斬り!(笑)

まぁこの2球団合併が承認されるかどうかはまだオーナー会議次第なんだけど、やっぱりヤツがどう動くかなんだよね。ヤツはもともと1リーグ制推進派なんだから、こうやって球団が減っていくのは嬉しいんじゃないかな。きっと笑っているだろうよ。近鉄が消費者金融をスポンサーにして叩き、命名権譲渡で叩き、球界の品位がどうのう騒いでたくせに…ね。

仮に合併が実現すると、パは5球団になる。で、合併しても1球団保有枠が増えるワケじゃないから、当然半々くらいの割合でクビになる選手が出てくるワケだ。そういった選手の受け入れ先はあるのかなぁ。なんか、その他の球団の保有枠を増やして対処するって話もあるみたいだけど、結局はバッファウェーブ(仮)の2軍にすら入れない、いわば3軍があぶれるってことでしょ?…そんな選手を受け入れる球団があるとお思いか!?…まぁそれは実力の世界だから仕方ないのかもしれないけど。益田とか帰ってきますかねぇ(笑)

で、もう一つ。仮に1リーグ制が決定してしまった場合。野球界はどうなるかと考えてみる。未来予想図。仮に残った11球団で1リーグ制にしたとしよう。単純に1球団ごとの対戦数は半減する。これによって名勝負というものが少なくなるだろうね。川上対高橋とか。反対に、松坂対巨人とかは見物かもしれないが。…そう、パ球団にとっては悪くないと思われがちなんだよね。1リーグ制は。でも、きっとそれは間違い。そう思えるのは最初だけだろう。1リーグになることによって、例えば巨人。巨人が開幕からイキナリ突っ走ったらどうなる?6月に早々と2位に10ゲーム差を付けたらどうなる?秋の日本シリーズもないんだよ?1リーグ制の危険性ってのはそこだと思うんだよね(そもそも、個人的にはJリーグが盛り上がりきれないのもそのせいだと思ってる。前後期だって両方勝たれたらそれまでだし、前期優勝、後期最下位で年間優勝されても興ざめだし)。早々とペナントが決まってしまった場合はほとんどが消化試合になっちゃうんだから。

もうね、どっかのお金持ちに新球団立ち上げてもらうしかない。球界も今年のドラフト枠は全部そのチームにあげるくらいの裁量を見せて。ていうか、合併は仕方ないにしても1リーグ制に移行するのは断固反対すべきだと思う。

2年ぶりの名古屋参拝(5月29日)
…って開幕以来の更新かよ。今年は色々あるわりにネタにしづらいからあんまり更新してないねぇ。

昨日の日記に書いたように、先発は予想通り野口。もうホントに俺との相性を信じるしかない(笑)。ていうか、実際は俺との相性が面白いほどにきっちり出た試合だった。野口は最後にピンチを残して降板したものの、6イニングを振り逃げによる1失点のみ。そして立浪も決勝タイムリーと。やっぱり一番しびれたのは野口降板直後の無死満塁での岡本のピッチング。3点までは仕方ないような状況を二飛→併殺で無失点で切りぬけたのはもう最高。お立ち台は彼でも良かった。逆に阪神はこの時に代打のアリアスを四球で切っちゃったのが痛かったね。この時はどうしても追加点が欲しいトコだったけど、この時に取れなかったのが最後まで響いた格好。8回に岩瀬が作ったピンチ、仮にココでアリアスがいたらどうなってたか…。

個人的に好きな荒木の同点タイムリーも見れたし、土谷の打撃も見れたんでかなり堪能した試合だった。ここまでいい試合もなかなか出会えないからねぇ。ともあれ、これでようやく俺の参拝時勝率が5割に復帰しました(笑)

開幕3連勝!(4月5日)
開幕の川崎先発そして5点差大逆転。2戦目はその正反対。大量リードを追いすがられるも、中日得意の継投策で逃げ切り。そして3戦目は一番シビれた試合。エース川上の延長11回157球熱投、そして立浪のサヨナラ打。

こうやって振りかえると、野球における勝ち方の全てをこの3戦でやってのけてる。つまり、どんな勝ち方でもできるってこと。強い事の証明だと思う。ただ楽観視はできないよね。開幕3連戦で野口・川上の両エースを使っちゃった。しかも川上はどう考えても投げすぎ。ファン的には見てて楽しい試合だったのだけど、次以降のカードを考えると…ね。次の巨人戦はおそらくドミンゴ・平井・山本昌。この中でもドミンゴはかなり危ないと思う。巨人相手に冷静に投げられない投手は危険すぎる。しかも巨人は阪神に3連敗してる。率的にいえばそろそろ勝つころじゃん?(笑)まぁ、それでも中日は名古屋ドームにおいては巨人相手でも勝ち越してるし、今の巨人はいきなりだけどドン底だからね。まぁどっちにせよ、このまま開幕6連勝してもらいたい。

ペナント開幕(4月2日)
…というワケで開幕です!開幕なのです!!開幕なのですよ!!!…フゥ(一呼吸)。本来は開幕カード終えてから更新しようと思ったんだけどね、やめた。今日書かずしていつ書くよ?(笑)

まずは仕事からの帰り道。車のラジオで先発の名前を聞いてビックリ。なんと川崎である。川上でなく、野口でもない。紛れもなく川崎だ。この時点で興奮のるつぼ。10日ローテなのに開幕入ってる時点でおかしいなとは思ってたんだけど。早い段階で投げないなら登録はしないのが普通だもんね。ところがその川崎は2回に捕まり、結局1回3分の1で5失点ノックアウト。…世の中そんなにうまくないよね。これで抑えてたらそれこそ八百長だよ(爆)。後続を遠藤が断ち切ったその裏、リナレスの犠飛と谷繁のタイムリーで黒田から2点返す。追い上げムードをルーキー川岸が2イニングをパーフェクト、紀藤が1イニングを抑える間に井端のタイムリーでさらに詰め寄る。さらに中日の継投は続き、久本・岡本が踏ん張る。こうして試合を壊さずに続けていけるのは中日の最大の武器だと思う。そうしてリナレスのタイムリーと井上のラッキーな内野安打でとうとう同点に追いつき、そして7回、立浪の決勝犠飛(この後も福留らにタイムリーがあった)。最後に岩瀬が少々もたついて失点はしたけど、結局8対6で逆転勝利。

こうして開幕戦を振り返ってみると、本当にドラマチックだったと思う。去年までだったら黒田で5点差だったら絶対追いついてなかったもん。…まぁ俺は今日も諦めたけど(笑)。川岸が踏ん張った場面で、これが後に繋がるだけで収穫だと思ってたし。だけど逆転したねぇ。見てて思ったのは、ワンナウトでのチャンスで1人倒れた後、必ずタイムリーが出てたのが効いてたんじゃないかと。投手にとって一番ツライ失点だからね。あと、広島は嶋とラロッカの守備のミスが敗戦に繋がったよね。リナレスのタイムリーは嶋がきちんと抑えてればリナレスは2塁止まりで、井上の内野安打はラロッカの守備ミスだからね。しかも嶋のせいで3塁に進んだリナレスが返ったんだし。反対に中日はミスなかったもん。谷繁が盗塁阻止したり、見事に全員野球をやってた。ああいう試合が常にやれるんなら優勝は可能だと思います。素晴らしい開幕白星スタート。なお、他球場では阪神とヤクルトが白星スタートをしております。巨人負けたの?へぇ〜(他人事)


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