サモンナイト2 (9月22日初版発行)

俺的の今季最高作品。
無事EDを迎えました。総プレイ時間78時間。プレイ日数50日。
時間かけすぎとか言わないで(笑)
じっくり攻略してたんです。
とりあえずマグナで一度クリアしただけなんで、後で少しずつ付け足していきますが。

サモンナイト2攻略日記(改訂版)


1.システムについて

 基本的には前作をそのまま踏襲。1話ごとの進行で、アドベンチャーパートで様々なフラグを立て、ボス戦へ進み、夜会話イベントが入って次のシナリオに進む。CD2枚組なのでスケールは前作をはるかに凌駕。全26話から構成。主人公はマグナとトリスの二人と前作よりパターンが減ったが、戦闘系、召喚系と選べるので実質4タイプ。護衛獣も機属性レオルド、鬼属性ハサハ、霊属性バルレル、獣属性レシィと選べ、これにより主人公の扱える召喚術が変わるので、カスタマイズ性も高い。まぁ、ほとんどの人間がハサハかレシィを選ぶだろうけどね(笑)

2.シナリオについて

 別に前作をやってない人でも楽しめる作りにはなっているが、前作キャラが多数登場し、中には仲間になるキャラもいて、リンク性は高い。前作未プレイなら2からやるより1から始めたほうがより楽しめるでしょう。さらに言えば、きっと後で前作もやってみたくなるだろうから、システム的に劣る前作を後にやるより先にやったほうがいいんです(笑)。今回のシナリオは前作に比べ、かなり壮大なものになっており、キャラ同士の繋がりとかも前作より深くなってます。例のごとく隠しシナリオなどあり。というか、俺的に一番はユエルのサブシナリオです。

3.キャラについて

 かなり一人一人のキャラが固まってると思う。一部よく分からない人もいたが。結局ケイナが記憶喪失なのは何故だったんでしょう?EDで分かりますか?ケイナED見た人の連絡をお待ちしております(笑)。というか、話題変わってらぁ。特に、マグナ(トリス)、ネスティ、アメルの関係はかなり深いです。アメルと繋がるロッカ、リュ−グ、アグラバイン、アグラバインと繋がるルヴァイド、ルヴァイドと繋がるイオス、ゼルフィルドなど、全てのキャラが他のキャラと何かしら繋がっていて、その相関図も壮大なものになります。前作から相関図作ってみるとそれはまた凄いことに。都月さん、よくここまで考えたものだと感心します。…いや、マジで。

4.戦闘について

 戦闘はタクティカル形式。マップの高低さユニットの方向によりダメージ補正が入る自軍ユニットも召喚術の巻き添えを食らうのでポジショニングが重要など、戦術性はかなり高い。味方と敵のターンが交互に入れ替わるターン性。前作からの改良で召喚獣ごとに使える召喚術が変わり、さらに召喚術にランクがついたり、憑依召喚術でパラメータ補正ができるようになるなど、その戦略性はさらにレベルが上がった。ただキャラがかわいいだけのゲームだと思ってると痛い目を見るでしょう。今回はユニット召喚獣は任意でレベル上げする方式になり、いつでも戦力増加できるわけではなくなった(前作は召喚者のレベルに対応してた)。ユニット召喚獣もかなり数が増えたうえ、クラスチェンジもするので育てる楽しみはあります。まぁ、メインキャラ育てたほうがいいですけどね。

5.音楽について

 前作からの流用が多いという難点があるが、アレンジが入ってたり、使い方そのものは効果的なので気にはならないというか、むしろ前作との思い入れもあいまってかなり良いと評価できると思います。サントラを是非出して欲しいと思う。今回のBGMもいいですしね。OPの光の都もかなり好き。今回一番好きなBGMは戦いの意志。中ボス戦で使われるヤツです。

6.その他もろもろ

 ミニゲームの数が増えたり、何度も言うように前作とのリンクなど、ファンサービス要素は高い。無限界廊という本編に関係ないおまけダンジョンもあり。召喚辞典による召喚獣コンプリート要素、主人公と護衛獣ごとにシナリオが変わる(ほんの少しね)、条件付加入キャラ及びサブシナリオなど、全ての面で高水準だと思う。前作で戦闘マップが広すぎるのに移動範囲が3しかないというようなイライラ感もなくなってた(今回は多少マップが狭くなった代わりに高低さとかが多くなったかな?)。OPムービーは出来もかなり良く、詩もぴったりだと思う。

7.揚げ足取ってみよう

 まぁ、俺の贅沢な注文ですがね。2回目は戦闘オールカットでシナリオだけを純粋に楽しめるアドベンチャーモードを作って欲しかった。最近のRPGはヘタなAVGよりシナリオがいいので(WA2とか)、その辺は切実な願いです。しかもサモン2はキャラ別にEDあるし。

 戦闘では召喚術のエフェクトをカットできるようにして欲しい。2回目とか、レベル上げの最中とかはもういい加減ウザくなる時があるワケで。トゥルーライズは長すぎます。あと主人公、護衛獣の名前は完全固定で、声もありにして欲しかった。名前はデフォルトの時だけは呼んでくれても良かったのになぁ。

 他にはEDグラフィックはギャラリーモードに載せてくれても良かったと思う。サウンドモードが追加されるのは好印象。

 一番はやはり隠しルートに入る条件がアメル、もしくはネスティEDというのが許せない。完全に楽しむためにはお気に入りキャラとパートナーの最低2回(データ流用もあるが)EDを見ないといけないというのは、時間のない人にとってはなかなかできるものではありません。クリアに時間のかかるRPG(しかもタクティカル形式)なんだから、これははっきり言ってムカつきます。その辺はきちんと配慮して欲しかった。時間のない人はネスかアメルだけ見ろって言ってるようなものですから。

8.まとめ

はっきり言えば、期待以上の出来でした。間違いなく今季ナンバーワン。まぁ、微妙にデザイン等子供向けな感は否めませんが。ボリュームも何もかも高いレベルで安定しています。予約特典の公式ビジュアルブックの出来もいいですしね。間違いなく誰にでもオススメできるゲームだと思います。


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