クラナド レビュー
ようやくクリアしました。
シナリオのほうはプレビュー版とはいえ、前ページで語ってるので、こっちでは補足程度に。
そのためにこうやって１ページとるほどココに書くことはないんだけどねぇ（笑）
まぁここまで評価してるんだから１ページ取るのが妥当かと。俺ルール（笑）
ネタバレ満載でお送りします。
序章 クラナドに対する期待とか不安とか色々なモノが渦巻いて〜雪とか雪とか雪とか（もはやトラウマ）〜
まぁあれだけ発売が延びればね…。なおかつそういう某ＳＮＯＷで俺はダマされたと思ったタイプだったから。ぶっちゃけた話、それが最大の懸念要因。次の不安要素がＡＩＲで鍵に対する評価を落とした事。それはもうＡＩＲのクライマックスの不可解さとか、Ｋａｎｏｎ真琴シナリオや舞シナリオでの未整理部分とか、まぁそーゆーの。ぶっちゃけた話、久弥派だと言えば分かってもらえるかと（笑）
…とは言っても、やっぱりそこは鍵さん。そうすんなりといかないだろうとも思ってたワケで。メグメルとかカッコえかったし。いたる絵の変わり具合とか楽しいし（笑）。というワケでエロゲ購入担当・ＧＡＭＡＧＵＮ氏に確保を依頼しておきました。クラナドはエロゲじゃないけどねぇ（笑）。…あ、エロゲでない理由ってのも興味ありましたね。なんでエロじゃないのか、それがどうシナリオに影響してるのか、っていうのはね。
１章 システム編〜ポケットをたたくと光の玉がひとつっ！〜
まあＡＶＧってのはこれが大きくプレイ意欲に直結する重大要素。余談だが個人的にはプレイにＣＤやＤＶＤを必要とするかどうかも。めんどくさがりの俺にとっては結構ポイントなのですよ。俺のドライブはたまに出てこなくなるしな…。
クラナドはこの点においてはそう問題はなかったかな。前の選択肢に戻るもあるし、普通にテキスト関連のものもある。最新のセーブポイントにはマーク付くし。俺はクイックロード・セーブはもともと使わないから必要ない。しいて言えばセーブデータにコメント残せると良かったかな。そんくらいで、全体的には不備はございません。ディスク入れなくていいし（笑）
２章 音楽編〜だんご音楽祭〜
こっちは発売前からそんなに心配してなかった。メグメルは良い曲だったし。ていうか、そんな不安を抱く要素などないから。…でもね、正直言うと、そんなに印象ないかなぁって。ＡＩＲの夏影のような印象深い曲がなかったように思う。バージョン違いでごまかしてるとまでは言わないけど。
３章 キャラ編〜史上最強の顔なしキャラ・仁科〜
毎回進化を遂げる（かどうかは個人個人の判断による）いたる絵。ちなみに俺は問題ない派。アナタはドッチ？（笑）しかしながら、たまに顔の形が変わったりするのがいたるさんの悪いクセ。智代がやけに幼く見えたよ、智代の最後のＣＧは。杏や椋も気になったしな。…だが、きっとそれがいいのだ。間違いないッ！
キャラ付けについては日常がきちんと描かれてるので問題はないと思います。まぁ強いて言えば仁科とかあの辺りはキャラクター用意するべきだったと思うんだけどねぇ。
４章 シナリオ編〜今回は平安時代はありません〜
キャラ別のはプレビューで大抵語ってるので、その補足とかを。
１．日常シーン
今回は日常が特に実生活に近い視点にあったように思う。スピードワゴンのネタとか入ってたし。俺はスピードワゴン好きだからすぐに反応しちゃったよ（笑）。この辺の日常シーンの描き方はさすがだよねぇ。
２．春原ツッコミ
主人公の相方として鍵史上初・表情パターンが増えた上にシナリオも！（笑）とにかく各所で春原の存在は大きかったと思う。
３．小ネタ色々
今回はお遊び選択肢が多くて、ともすればほとんど読んでいくだけになりがちだったシステムにゲーム性を持たせる事ができたのは本当に大きかったよね。智代最大ヒットや風子マスターもそうだけど、有紀寧おまじないイベントのパターンとかも。反対にそれが発売延期の原因なんじゃないかって気もするけど。そこの捉え方は人によってはイヤな人もいるかも。俺は平気。面白くなるんなら多少の延期など気にしません。
４．アフターストーリー
今回は学園編をクリアしてからアフターストーリーへと流れるようになってます。でもってこのアフターストーリーこそがクラナドの本当の姿なんだよね。そうなると学園編の存在がひどくちっぽけに見えちゃう。だからそこにシナリオがある渚以外のキャラの扱いが悪いようにも思えてしまう。まあこれはＡＩＲの時にも思ったんだけど。俺は正直、こういうのは好きじゃないんだよね。シナリオ上メインヒロインとその他のヒロイン（まぁ今回の場合は男もあるんだけど）の扱いが違うのは仕方ないとしても、こうまで圧倒的な差を付けるのはね…。やっぱりできる限り平行線上に存在してるほうがいいと思うんで。特に今回は人と人の繋がりが今までよりも大きいワケで、そうなるとキャラとキャラもできる限り平行線上にいたほうがいいと思うんだけどなぁ。まぁどのキャラでもアフター入れるようにして欲しかった、とまでは言わないけどさ。
５．光の玉
…というワケでこのゲーム最大のポイント。アフターの中にシナリオがある早苗さんと祐介は学園編での選択がフラグになってて、これは長い時間をかけて築いた絆だとしても、あっきーなんかはこれの数がシナリオ発生に関係するワリに初回プレイではルート分岐点で数が足らずに入れない意味が分からない。確かに読んでる限り、朋也⇔秋生のラインが完全に成り立ったのはアフターでもこの分岐点以降という気はするのだが。しかも他の人のルートはクリアしてもアフターが続くのに、秋生シナリオはそのままそこで終わっちゃう。そうなるとアフターが尻切れトンボじゃないですか？
で、汐と朋也の最後のシーンと、それに関連する光の玉の使い方？について。これは凄い作りだなぁと思った。こういうテがあるとは思わなかったから。ただ、そのためにそこで一回切れちゃうのが気にはなったんだよね。一瞬、「え？これで終わり？バッドじゃん」と思ったから。まぁきちんとテキスト読んでればどこにポイントがあるかは分かるんだけどね。だけど、ちょうど「そこ」のデータ残してなかったらどうなる？やり直しているうちにこの最後のシーンを見てから渚エピローグ→エピローグに入るまでプレイ時間に穴ができることになる。それともう一つ。朋也と親父が和解するのが、渚出産以降だという点。ここに戻るためにこれがなかったことになったような気になってしまう。まぁこうやって朋也が辿ってきた道を見れば戻ったところでもう大した問題ではないとも思うが、それでもね。個人的にはちょっと気になった。
まぁそれも所詮は重箱の隅を突付くようなモンですが。ＡＩＲに比べても分かりやすく、またそのために感情移入しやすかったのは良かったと思います。
６．エロゲじゃない理由は？
もともといたる絵はエロくないし、テキスト上でも何もエロいと思ったことないんで、俺にはさしたる問題じゃなかったんですが（笑）。でもエロでない理由ってのは気になるところ。個人的にはやっぱアフターストーリーがあるから、だと思うんだよね。人生の縮図を描きたかった…と言っていいのかな？とにかく、アフターストーリーがこういう流れになっている以上、学園編でそういう展開に持っていくとどうしてもおかしくなりそうな気がするし。まぁこれは後付けの理由だけど。学園編やってる時は「今まで以上にエロエロじゃん！」とか思ったよ（笑）。智代とか有紀寧おまじないイベントとかは。だからと言ってアフターだけにエロ入れたって、今度はきっとプレイヤーが黙っちゃいないだろうし、微妙なところだったのかなぁ。個人的にはなくて良かったほうです。
終章 総括と次回作展望編
…とは言っても今回はかなり楽しませてもらったしね。今更言う事なんかないと思います。強いていえば、次回作はもっと早く出してネ！くらい（笑）。あとは放って置いても高レベルの作品持ってきてくれます。それと、そろそろファンディスクを出してもいいと思う。といったカンジで、短いながら総括と次回作展望はこれで十分かと。
おまけ キャラランキング
前ページで語った感想、シナリオだけでなくその他の使われ方とか好みとか合わせて最終総合ランキング発表。
１位 藤林杏
あのドロドロしたシナリオが俺的にピッタリ。ツッコミもばっちし。クリアして首位に立った後、最後まで逃げ切りました。
２位 伊吹風子
なんとアフターでの使われ方で逆転２位。俺は「このまま押し倒しちまえ！」と思いました、マジで。風子と再婚、これはこれでアリだ！（笑）
３位 古川渚
最後で逆転を食らったが、それでもメインの役割はしっかりと。全体的にポイントは高いのですが、突出してなかったのが残念だった。
４位 坂上智代
これは色々とギャグイベントで笑ったからなぁ。ただ春原を除いた他キャラとの絡みがほとんどなかったのが何とも。
５位 春原陽平
数々のギャグイベントの中心に立った上、主人公の相方として色々と高評価。
６位 古川秋生・早苗
最強タッグ。この人たちのポジションは本当に良すぎる。ここのパン屋で働きたいね。レインボーパンだって食うヨ？お前にレインボー。
７位 一ノ瀬ことみ
どんどん変わってく姿を見るのは楽しかったなぁ。ツッコミイベントとか楽しくて良い。一緒にツッコミしたいね（笑）
８位 宮沢有紀寧
シナリオはちょっと弱いのですが、それを補って余りあるおまじないイベント。智代と並ぶ、エロの双璧（笑）
９位 相楽美佐枝
美佐枝さんいいよね。待ちつづける女。実際にいたら本気で惚れるね。
１０位 藤林椋
エンディング持ちながらオマケ扱い。嫌いではないが、杏のがいい。
１１位 伊吹公子
この人は独立で選んで良いのか微妙なトコロ。芳野もしくは風子、またはその両方とセットだからねぇ。
１２位 芳野祐介
意外とアホっぽい。近頃、クボヅカくんがこんな状態に陥ってます。
１３位 春原芽衣
うっわ、評価下がったなぁ。やはり妹キャラは俺にとっては相容れない存在なのか…。
１４位 幸村俊夫
そろそろコメントがやっつけ仕事になってきました（爆）。風子シナリオで、朋也が風子を忘れた後の幸村の役割がかなり好き。
１５位 岡崎直幸
この人の問題は最後の最後まで残ったままの問題だったからねぇ。でも最後の解放されたかのような顔はステキですよ。
１６位 柊勝平
何がこの人の評価をここまで下げたのか！？色々あって語りきれません。幸村や直幸よりも下とは…。
といったカンジで。キャラ多くて疲れたよ。これが一番時間取った（笑）。ちなみに朋也と汐についてはランキングからあえて外しました。アナタならどんなランキングになりますか？