議長所信表明
議長選出に際し、所信表明の機会を与えていただき、誠にありがとう
ございます。私の思いの一端を述べさせていただきます。
1、議長の姿勢
蒲郡市議会の代表として常に研鑚に励み、品位と威厳のある議
会を保持してまいります。
2、議会運営上の目標
○議員各位の意見を議長の活動に反映させるため、個人的な対話の
機会を設けさせていただきます。
○議員の皆様のご同意をいただけることを前提として以下、提
案いたします。
○前期は皆様と審議会や各種団体への参画を減らすことを協議し
、必要な条例制定や条例改正等を行い、二元代表制をこれまで以
上に明確にしてきました。今期はもう一歩踏み込み、市長に反
問権を付与できるようにしたいと考えます。
○次に、情報公開についてです。昨年度、決算特別委員会や予算
特別委員会の詳細な議事録を公開するなど、より多くの情報を全て
の人々に提供してまいりましたが、今後は各委員会のネット動画
配信を検討いたします。
○閉会中の常任委員会への当局からの報告頻度を高め、その機
会には市民への公開性の高い所、例えば1階ロビーで開催でき
るよう図ってまいります。
3、市民の皆様への対応
○まず、市民の代表として、一人の市民として議場にいることなど、
初心を忘れないようにします。
○その上で、市民の皆様に対しては、議会人として公平に接してまい
ります。
○また、議会や市の状況をお伝えするとともに、意見聴取に努めます。
4、市長、当局、内政への対応
○市長、当局に対しては二元代表制を深めることで陥る恐れのある、
議会軽視に留意し、情報提供を逐次求めてまいります。
○市の事業は教育、文化、福祉から街づくり、競艇事業など多岐
にわたっています。多方面から情報収集し、的確なアドバイスを行
えるよう努めます。
○その上で、市民の皆様の意見をしっかりと伝えてまいります。
○例えば、海洋ラグーナ地区は新しい街づくりを目指しており、
大塚金野線の事業化など当局には多くの課題を乗り越えていただ
く中、事業の成功を願っております。
○また、国道23号バイパスが4年後には完成されると聞き及ぶ
中、良いことばかりが起こるとは思っていません。特に心配して
いることは地域医療の中心である市民病院についてです。東にも
西にも有名な病院が沿線状にあり2、30分で行くことができる
ようになります。患者様に蒲郡市民病院を選択していただくには、
好印象を持っていただかなければなりません。よそにない特色
を持たせるのも一つの手法かと思いますので、すぐにでも対応す
るよう提案します。
5、広域的な対応
○広域的には、市民の利益を第一義的に考え、他市町の議会や諸団
体、県や国とも活発な交流を行ってまいります。
○東三河広域連合につきましては政治決断し、4月から発足いたし
ました。多重行政だとか市民の不利益になるのではないかとのご
心配がある中で、より良い機構づくりを皆様と協議し、東三河の
全議会にも議論を投げかけてまいります。
○名鉄西尾・蒲郡線支援、新斎場建設や広域観光事業、名浜道路
の事業化のように本市の置かれた地理的立場をしっかりと認識し、
東西三河各市町村と連携を取ってまいります。
○五輪・パラ五輪セーリング競技やアメリカズカップのベースキャ
ンプ誘致に向けて、協力体制を取ってまいります。
○蒲郡港の拡張については、引き続き県へ要望するとともに、平
成30年にフェーズ3となるメタンハイドレート採掘の商業化に
向け、国へ働きかけをしてまいります。
6、経済界との連携
○一昨年の春先には商工会議所会頭をはじめ経済界の重鎮とドバ
イのヘルスケア機器展に視察に行きました。その後、協議が進ん
でいると聞いておりますが、蒲郡市に海外投資を呼び込むような
働きかけをします。
○情報の共有や連携を図り、蒲郡市の経済発展と市民の所得増進
に努めます。
○少しでも多くの人脈形成をし、日々、目まぐるしい状況変化に対応で
きるよう、努めてまいります。
以上、簡単ですが所信表明とさせていただきます。よろしく、ご選
任くださいますよう、お願いします。