ゲームレビュー簡易版(PCゲーム編)

つーか、俺はPCゲームはとにかくクリアに時間がかかります。
だから俺が完成させるころにはかなり時代遅れになってることが多いです(笑)
ま、性分なんで。


ぷにぷにはんどメイド(クローバー/AVG)
グッドウィルのポイント期限切れ直前にムリヤリ買った。実はこれを買おうと決めていたワケじゃない。たまたまデモが流れていたから。ただそれだけの理由。確かにメイドさんとか猫耳とか、そーゆー要素に惹かれなかったと言えばウソになるんだけどね(笑)

システムは至って普通のアドベンチャー。それに移動パートが含まれるくらいで真新しい要素は特になし。エンディング対象のメインキャラはぽち子、黒姫、ゆい、二島雪子の4人。ゲームの主目的としてあるのが「女仙丹の回収」で、移動パートからのアドベンチャーパートでその女仙丹の付いた各メイドとのフラグ立てを行い、回収する(失敗し続けるとバッド)。メインシナリオ内でのアドベンチャーパートにメインキャラのフラグがあるといったカンジで、その繰り返しでゲームは進行。エンディング対象キャラごとに違いはあるが、全部で9〜10章くらいのシナリオ構成(7章までが共通ルート)。アドベンチャーゲームに必要な各機能はきちんとあるので、それに対する不満はなし。全体のCG総数がやや少ない印象。

シナリオは全編コメディタッチで進みます。後半になると展開が宇宙規模になり、ややシリアスな面も出てきますが、基本線はあくまでコメディ。裏設定ではかなり深い設定があるようですが、それを理解する必要はなし。エンディングによっては謎を残したまま終わる展開もあるけど、一人クリアするだけで物語の全貌が大体分かるのは良かった。まぁ玉藻とマウの会話がかなり卑怯な手法ではあるんだけどねぇ。雪エルとかミカ子とか(笑)。シリアスなら許されん手法だわな。サブキャラは人数こそ少ないけど、濃さがあっていい。ただ、1章終わるたびにエンディングテーマが流れ、予告が入り再びオープニングが流れる構成がうざったく感じた。アニメノリは別にいいんだけど、いちいち同じモノ流さなくてもねぇ。まぁ次回予告は結構好きだけど。…あ、スキップはできます。

結論としては、思ったよりも高レベルにまとまっていたと思います。特に修正ファイルがないのがいいね(笑)。発売後も追加シナリオのダウンロードがあったり、ぷにぷにはんどメイドの公式サイトもまだ毎週更新し続けてるし。裏もあって結構面白くて好き。ファンサービスがきちんとできてるのはかなり印象がいいです。

キャラデザイン   6点 /  キャラ立て    8点 /  シナリオ       7点
音楽            6点 /  システム      9点 /  エロエロさ      6点
俺的評価額      6200円(追加シナリオなどの各種ファンサービスで+2000円)

がくパラ!!(スタジオエゴ/AVG)
わーきんぐでエゴのアドベンチャーはダメですね、という結論を出したにも関わらず挑戦。その挑戦した理由を含めて以下ツラツラと。っていうか、うたわれ以来かよ、エロゲのクリア。まだアリステイルとかあります(笑)。エロではないが、クラナドも出たというのに。実は発売3日後に買って、そのまま3ヶ月というか年明けまで放置し、そこからクリアまでさらに3ヶ月、合計で半年かかりました(爆)。じっくりことこと煮込んだゲーム。

システム的にはオーソドックスなアドベンチャー。この辺は特に語る事もないので割愛。なんでシナリオについて。

まず前回、わーきんぐでダメだとしたシナリオ展開ですが、なんでダメだったかというと、「ネタの過積載」だと思うんです。何でもアリってのはシナリオ書く側にはやりやすいのだが、プレイする側にはそれなりの説明がないと単なる自己満足のネタを見せられただけに終わってしまう。わーきんぐがそうだった。…じゃ、今回は?

結論から言うと俺的にはイエス。シナリオにあえてシリアスを入れず、コメディだけで済ませたのが良かったと。なまじ説明しようとするからいけないということもあるんだな、って(笑)。わーきんぐでは無理に説明をしようとしたがために行き詰まったというのがあったのも事実。それを省いたのはある意味正解だったのだろう。ヒロインがいきなり巨大ロボで登場しようが、学園内をドラゴンが闊歩しようが、風紀委員が魔術を使おうが、それに対する説明は全て「そういう学校だから」。こう書くといい加減にも見えるけど、そういった展開を随所に挿入してるので、受け入れることは比較的容易だったかなぁ。

ただ今まで最終分岐までは同じルートで、最後にヒロインを決定するようにした複数回プレイを抑えるフラグ構成を、今回は破棄したのが勿体無かったかなと。途中の選択では大して展開が変わるワケでもないので、今までのように最終パートのみにフラグを作っておいて欲しかった

あと、今回一番惹かれたのはやっぱり多人数プレイですか?(笑)それが好きなら買って損ないね。ていうか、そのためのゲームだし。極論シナリオなんてどーでもいいっス。今回も主題歌はカッコえかった。結論として総合的に見てなかなか楽しめたとは思う。全てはこのシチュエーションを気に入るかどうか。それに尽きる(笑)

キャラデザイン   7点 /  キャラ立て     7点 /  シナリオ       6点
音楽            6点 /  システム      3点 /  エロエロさ      9点
俺的評価額      5800円(シチュエーション効果でプラス2000円)

うたわれるもの(Leaf/ADV+S・RPG)
俺が発売日に買った葉っぱ作品はこれが初。まぁロープレでなかったら買わなかったと思われます。余談。

システムはエロゲロープレの王道ともいえる形式。すなわちADVパート→戦闘パートの繰り返し。フリーバトルはなし。これは後にするとして、まずはシナリオとシステムから。

シナリオは完全一本道。フラグ分岐や戦闘結果分岐などは全くないです。CGも1プレイで完全に埋まります。ADVパートではプレイヤーが任意で好きな場所へ向かい、好きなイベントを起こせます。全ての場所へ行く前に強制のメインイベントが挿入される場合がありますが、結局後回しで同じイベントが発生するので、問題はありません。要するに、全くシナリオを読んでいくだけのゲームなんですね。コレ。乱暴な言い方しちゃうと。あと用語辞典はかなりいいシステムだと思います。忘れた設定とか思い出せるしね。

話を変えて戦闘パートについて。戦闘難度は低いです。属性はあるけど、はっきり言って必要ないほど効果は薄い。戦闘練習もできるけど、そこまでするような戦闘システムでも難度でもないし。1戦闘に出せるメンバーは強制の他、そのマップごとに指定された人数の範囲内で任意で選べます。フリーバトルがないので、固定していったほうが後々有利になります。勝利条件を満たせばクリアですが、常に相手を全滅させたほうが経験値が入るので、勝利条件は二の次。全滅を念頭に。攻撃の際、タイミングに合わせてクリックすることで連撃(必殺技)が出るアクション性、戦闘で獲得したポイントを振り分けてキャラの成長に任意に補正がかけられるカスタマイズ性はなかなかいいですね。

戦闘パートの欠点はいくつかあるけど、行動順番がわかりにくいのが一番でしょう。一応内在的に素早さがあってその順番で来るんだろうけど、誰がいつ回ってくるか分からないのでやりにくい。あと、回復役のエルルゥが自分を回復できないこと。薬師なのに…。術師なら自己回復ができなくても不思議はない(カウンセラーが自己をカウンセリングできないのと同じ理論)んだけど、薬くらい塗れるだろ(笑)。ウルトリィは医学士目指してたのに回復できません。ウルトリィとカミュはこのゲームにおける術の使い勝手の悪さ(移動前しか使えない)から使えないユニットになっちゃてるし。

最初に書いたとおり、このゲームは完全にシナリオが一本道で進んでいきます。したがってゲーム性があまりないと言えるかもしれません。しかし、戦闘パートに取り込んだアクション性やカスタマイズ性がうまくゲームとしてのバランスをとる役目を担ってると思います。戦闘が入るタイミングもいい感じですし。反面、戦闘難度が低いのでそのアクション性やカスタマイズ性が微妙に生かしきれていない感も否めませんが。

ただ、確かにシナリオは一本道だけど、それが面白くないというワケではありません。個人的にはかなりいい話だったと思います。…微妙に和風の聖魔大戦っぽい気はしたけど(爆)。一本道な分、シナリオの長さや深さはかなりの完成度になっているのも事実です。BGMも世界観にバッチリ合っててかなり盛り上げてくれます。最後に言わせてもらうと、音声がないのが痛かったです。シナリオが一本道で深いだけに音声があればより深い印象を植え付けることができたのにと思うのは俺だけではないと思います。

キャラデザイン   7点 /  キャラ立て     9点 /  シナリオ       9点
音楽            8点 /  システム      6点 /  エロエロさ      4点
俺的評価額      6000円(ロープレ好きなどそれなりにボーナスを加算)

IZUMO(Studio e・go!/RPG)
メンアットワーク2以来、13ヶ月ぶりリリースされたRPG(聖魔大戦リメイクは除く)。メインである戦闘システムは紅涙以降お得意の陰陽五行による属性とコンボシステム。それに武具に勾玉を装備してステータス補正及び術使用できるようになる(FF7のマテリアみたいなもの)システムを採用。術には3までレベルがあり、その属性の勾玉を装備しているだけでレベルは上がるので、最終的には全キャラが全術を使用できるようになる、いい加減っていやいい加減な設定。精霊と契約して、その勾玉を装備すれば召喚魔法として使用可。まぁ、その契約方法がHってトコがエロゲなんですね(笑)

基本的にメンアットワーク2で不満だった点は解消されてます。特にエロゲに必須の複数回プレイをしなくてもいいというのは大きいです。IZUMOは全10章構成ですが、そのうちEDのフラグは9章の学園マップ解放におけるADVパートにしかありません。したがって9章の進行を、四聖獣との契約→学園マップ解放→ADVパート進行にしておけば後はラストダンジョンの攻略のみでいいワケで。10章はラスボス戦だけだし、ラストダンジョンの攻略という問題は隠し精霊のタマモを倒してその宝玉で敵とのエンカウントをなくす恩恵で解消されますし。まぁそのタマモの強さはラスボスの比ではありませんが(笑)。とかく、複数回の手間をできる限りカットできるようにしてある配慮は大きいと思います。タマモ以外にもエンカウントを上下させる勾玉もあり、できる範囲でゲームを進行させやすくするように配慮してあるのは好感が持てます。システム面ではメンアットワーク2ではメンバー6人中3人しか出撃できなかった(戦闘中の入れ換えは可)ためコンボパターンが限られ、また迫力もなかったという問題を、今回は6人全員出撃可能にしたことで解消。

シナリオはタイトル通り、古事記ネタのアレンジ。二重影みたく本格的ではないので知識はいらないかな。知ってればよりいいという程度。キャラもきちんと立ててあるし問題ないかと。特に全てを語らず、あえて言葉を濁してあるEDは深いです。いや充分語ってるんだけど、あえて最後の一言を言わなかったヒカルと六助の会話はかなり唸りました。

問題点は9章以外のマップは基本的に再攻略不可ということ。装備品は拾うことでしか入手できないので、取り逃すと苦労することもあります。プレイ時間の長さは複数回をカットしたのでさしたる問題でもないかと。まぁ2周目やろうと思えば別ですが。全体のオススメ度で言えば聖魔大戦に次ぐ作品だと思います。

あと、毎回キャラを使いまわしてると言われる山本和枝氏のキャラですが、今回は相当そのカラを破ろうとしているのが目に見えたように思う。以後の変化は要チェック?(笑)そのせいか、今回はあまりエロくなかったようにも思うけど。

キャラデザイン   7点 /  キャラ立て     7点 /  シナリオ       8点
音楽            8点 /  システム      9点 /  エロエロさ      5点
俺的評価額      5400円(エゴひいきプラス1000円)

わーきんぐDAYS(Blue Impact/AVG)
エゴの新ブランド、ブルーインパクト第一弾作品。というか、「エゴがエゴらしくないゲームを作る」というブルーインパクトの意義が分かりません。少なくとも俺の中ではエゴ=RPGで、それ以外は非エゴというか、エゴはRPG以外持ってないし(笑)。それはさておきゲームについて。

ゲームのシステムはオーソドックスなAVG。最初は1組1個ずつの4つのシナリオがあり、そのシナリオ内でフラグを立てることで新しいシナリオが増え、最終的に4組×4個の合計16個の短編シナリオがプレイできるというシステム。「他のシナリオでとった行動が他のシナリオに影響を与える」というのが最大のウリ。…だったハズなんだけどなぁ。

いや、確かに反映されるんですよ。でもそれはあくまで「クリアのフラグが立つ」ってだけの話なんです。シナリオそのものは一本道で、マルチEDってわけじゃない。つまり、Aシナリオをクリアするためには、Bシナリオであるフラグを立てないといけない。そのフラグがなければバッド、あればトゥルーになるというだけで、フラグのあるなしによってEDが変化するわけじゃない。したがって表面上は好みの順番でプレイできそうだが、実際にはクリアする順番ですら決定されているのである。ちなみにフラグを立てた後、CG回収のためなどで違うルートを通ると、一度立てたフラグが消え、それにより新しく出現したシナリオも消えるのでもう一回フラグを立てる作業が必要になります。…どーゆーシステムデータ作ってるねん。

シナリオそのものはオカルトやらSFやらなんでもアリで楽しいし、エゴ特有のCGもキレイだし、BGMも安定してる。OPムービーも曲を含めてめっちゃスキ。それにエロエロ度でいえば、計16シーンあってパターンも多い(つっても純愛なのでエグイのはない)のでかなり高い(笑)。今回はテキスト読み返しもあるしね。ただゲームシステムが大問題ですな。俺はわーきんぐの後、IZUMOをやってます。…やっぱエゴはRPGだ(だからエゴちゃうっちゅうねん/笑)。エゴの次、雪のとける頃にはわーきんぐと違うシステムだし、蒼ざめた月の光もシナリオ良かったらしいし、IZUMO他RPGもシナリオいいんだけど…やっぱ俺にとってエゴのAVGは物足りない。

キャラデザイン   9点 /  キャラ立て     6点 /  シナリオ       6点
音楽            8点 /  システム      3点 /  エロエロさ      9点
俺的評価額      5100円(エゴひいきプラス1000円)

とらいあんぐるハート3 リリカルおもちゃ箱(JANIS/ファンディスク)
とらハ3ファンディスク。そのくせ本編と同じCD3枚組というすげぇソフト(笑)。まあ、1枚はサントラCDですが。内容は1.晶のダイナマイトハンマー(タイピングゲーム)2.海鳴横断ハイパークイズ(クイズゲーム)3.魔法少女リリカルなのは(ミニシナリオ)の3つ。その他壁紙やセイバーなどがある。

晶のダイナマイトハンマーはごく普通のタイピングゲーム。ただ、俺にはレンを攻撃することはできません(笑)。海鳴横断ハイパークイズも普通のクイズゲーム。本作とは関係ない(関連してはいるが)真面目な問題ばかりです。プチミリオネアといったところか。

で、一番メインのミニシナリオ「魔法少女リリカルなのは」。とらハ3のおまけのCMスポットを実現しちゃったヤツですね。これはミニシナリオというもののかなりのボリュームがあります。シナリオもかなり完成されてると思います。ただ強いて言えば、シナリオの大半は登場キャラの過去を深く掘り下げてるだけで、本編の補足説明的なだけのような気もします。まぁファンディスクだし、本編やってない人がやるという事は皆無なので関係ないですが。BGMは流用だし、CG使いまわしも多いけどそれも仕方ないでしょう。つか、そんなもんです。なのは攻略は俺はなくて良かった派。そして一番かわいそうな勇吾くん。彼の恭也との友情を書いて欲しかったと思うのは俺だけですか?なんかほとんど出番なし。そして俺的に一番の不満は桃子さんでしょう。一番期待してたのに2枚だけとは…。むしろ「魔法かーさんリリカル桃子」でも良かったくらいだ(笑)。…すいません、一度過去を変えてしまいました(爆)。…はっ!すでにレビューになってない!?

キャラデザイン   9点 /  キャラ立て     9点 /  シナリオ       8点
音楽            8点 /  システム      10点 /  エロエロさ      3点
俺的評価額      4700円(ファンディスクだし、プラマイなし。得点自体もほぼ変更なし)

とらいあんぐるハート3〜Sweet Songs Forever〜(JANIS/AVG)
とりあえずとらいあんぐるハート3リリカルおもちゃ箱発売記念ってことで(笑)。買った理由は大須で見たフィアッセの等身大ポップ(?)。金髪お姉さんはツボ。最初に言ってしまえば俺が前2作を未経験ってのがイタかった。別にやってなくても充分楽しめるけど、いかんせん前2作のキャラがかなり登場するゆえ、やっていれば楽しさ30倍になってたハズ。俺の持論は前作とのリンクは最大のファンサービスですから。ゲームとしてはかなり出来がいいと思う。システムは特に、メッセージ読み返し(ゲーム開始から全て読める)、クイックロード・セーブ選択肢自動セーブなど必要最低限なモノからあると嬉しいモノまである。今までやったゲームの中でも最高にユーザーフレンドリー。内容としてもシナリオ、BGMともにレベルは高い。ただキャラデザは気に入ってるんだが、俺的には裸が好きになれない絵柄だったんだけど。恭也がキズだらけとか関係ナシに。それと現代とファンタジーが融合したシナリオはかなり好きなんだが、メインヒロインのフィアッセは半分ほど美由希のシナリオとかぶってたのでそこが悔やまれた。最大の問題は主人公の恭也がほとんど役立たずなトコか(笑)。美由希シナリオでは決着つけたのは美由希自身だし、晶シナリオでは負けるはずのない晶に負けるし、レンのシナリオでは晶の友情のほうが恭也の存在より大きかったし。那美シナリオでも決着つけたのは那美自身(その布石は敷いたが)。忍の場合もノエルがいなけりゃ…。そのぶんフィアッセのシナリオではかなり目立ってたと思うが。シナリオの根幹は主人公でなくヒロインにあったってことかなぁ?師匠は常に一歩後ろで物を見るということか。つーか、バッドエンドの桃子さんのCGが一番好き(笑)

キャラデザイン   9点 /  キャラ立て     9点 /  シナリオ       8点
音楽            8点 /  システム      10点 /  エロエロさ      4点
俺的評価額      6300円(オマケシナリオにプラス1500円。前2作をやっていたらさらにプラス2000円)

二重影(ケロQ/AVG)
以前からレビューやるって言いながらやらずにいたけどついにやります。ホントはきちんとやりたかったんだけど結局簡易版でやることに。理由はゲームのお時間本編できちんとやったところで歴史のお勉強にしかなんないから(笑)。それはさておき。まず俺は前作終ノ空はやってないのでそれとの比較はできません。日記でさんざん面白いと言いまくってきたけど、それは半分ウソです(爆)。基本的に歴史とか武士とか日本神話とか好きでない人にはあまり楽しめません。その点で俺は始めからアドバンテージがあったんで。キャラ設定などは結構ファンタジー系。ED対象キャラは桔梗、楓玲、命の3人。それ以外のキャラにもHシーンアリ。が、男の北条とのHシーンがあるのはどうか?(笑)それに実在した柳生十兵衛もHシーンがあるが良いのだろうか?(やはり賛否両論出たようだが)ヒロイン3人は選択次第で純愛ルートと陵辱ルートに分かれる。イベントは結構グッと来るものが多い。特に桔梗が死ぬシーンはかなり来るものがある。選択次第ではこのイベントはなくなるけど、一度は見ておくべき。戦闘シーンはかなりカッコよい。とりあえず、キャラ、シナリオ、世界観のどれか一つでもハマれる要素があれば買って損はないと思う。が、このゲームは致命的にシステム面が悪い。最低限のシナリオ回想とCG鑑賞はあるけど、メッセージ読み返しはできないし、AES(オルタナティヴ・エモーション・システムの略で通常のウインドウ形式でなくノベル形式になること)が働いているシーンでは文字消去ができなくなる、最大のウリのPIS(フレーズ・インストラクション・システムの略。難解な言葉や名称などの説明が見ることができる)が適用される語句は少ない。説明がないと分からない設定が多いだけに痛い。俺は図書館とかで根気よく調べたけどね(笑)。それに256個もセーブしません。ムダに多すぎ(笑)。あとゲーム自体がコマンド総当り式で進むので進行がかなり面倒。2回目以降はキャラフラグの選択以外は分かるようになるとかしてくれれば良かったのにねぇ。この辺りは次回作への課題でしょう。

キャラデザイン   7点 /  キャラ立て     6点 /  シナリオ       6点
音楽            5点 /  システム      1点 /  エロエロさ      7点
俺的評価額      5200円(日本史好き観点でプラス2000円)

Believe(forte/AVG)
新ブランドforteの初作品。きわめてオーソドックスなAVG。陵辱中心だが稀に純愛シーンもある(笑)。EDを観る度に選択肢が増えていくので、1回クリアしただけではシナリオの全貌が見えてこない。同時にファーストプレイでは辿り着けないEDや登場しないシナリオがあるので複数回プレイが基本。システムはエゴ作品とほぼ同じ。メッセージ読み返しがないのは不満。そして全体のシナリオ量も少ないと思う。実は最後のシナリオでゲームタイトルの意味がわかります。いくらなんでももう一人の主人公、零の扱いが悪いだろ、ってのもそのシナリオで解消されます。主人公は雅晴だけど、真の主人公は零ですね。雅晴サイドでは悲劇に終わるけど。つーか、草庵がめっちゃいい人になってるやん(笑)。シナリオ回想、CG鑑賞はできるのに、何故か音楽は聴けないというこの不思議。あなたはどう思いますか?(笑)まあ、そんな訳で予想よりはやや不満なデキではありましたが、それなりに及第点かなと思います。にしては評価額低いよなぁ(笑)

キャラデザイン   6点 / キャラ立て     5点  /  シナリオ      5点
音楽            5点 / システム       4点 /  エロエロさ     7点
俺的評価額      4200円(期待料1000円込み)

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